人気コメディシリーズ『ジ・オフィス』で監督・脚本・製作総指揮を務めたグレッグ・ダニエルズが手掛ける新作SFコメディドラマ『アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ〜』。5月1日(金)にAmazon Prime Videoで公開されるや瞬く間に人気作品となった本作に主演するロビー・アメルが、「落ちたと思った」オーディションや役作りのプロセスについて明かした。


『アップロード』の舞台は、死が目前に迫った人々が、テクノロジー企業の形成する仮想現実ホテルに"アップロード"されることが可能になった2033年。そんな世界で、ニューヨークで暮らしながら贅沢な死後の世界‟レイクビュー""のサービススタッフとして働くノラが、交通事故を起こして仮想現実の世界にアップロードされたネイサンと出会ったことで起こる出来事が描かれる。


本シリーズで主人公ネイサン役を演じているは、米CWのDCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』でロニー・レイモンド/ファイアーストームを演じたロビー。

米Colliderのインタビューに応えたロビーは、最初のオーディションでネイサンのセリフを読んで上手くいき、絶対に合格するだろうと自信満々だったと明かしている。ところが、クリエイターのダニエルズに他の俳優もオーディションすると言われた後、番組が他の方向性を目指すことを理由に落選を告げられてしまったのだという。

ところが、その1カ月後となる2017年の感謝祭の日に、突然、翌日にスクリーンテストに行くよう指示を受け、最終的にロビーはダニエルズからネイサン役に決まったことを報告されたと明かしていた。

そして、自身が演じるネイサンを演じるにあたり、最初ロビーは彼が浅はかで生意気な、ちょっとイヤな奴だと感じたが、視聴者に嫌われてはいけないと思ったとのこと。そこで、その点についてダニエルズと話合い、"ネイサンは、根はイイ奴"だという方向性で役作りをしたと語っている。20代半では誰もが自分が何者なのか、そして何を求めているのかわかっておらず、そんな人生の岐路に経っていたネイサンがノラと出会ったことで、自分が思う以上に人生には意味があると悟っていく変化を演じるようにしたとも付け加えている。

ノラ役を演じるアンディ・アロー(『シカゴ・ファイア』)との共演も、生きているノラと死んでいるネイサンとの間で生まれるダイナミズムも楽しんでいるとコメントしていた。

『スペース・フォース』を製作。"宇宙軍創設"をテーマにした作品で、『ジ・オフィス』の米リメイク版となる『ザ・オフィス』で主演したスティーヴ・カレルと、『フレンズ』のフィービー・ブッフェ役で知られるリサ・クドローが出演する話題作。こちらは5月29日(金)より配信開始している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ〜』©️Amazon Studios