アップリンク渋谷・吉祥寺6月1日再開 コロナ影響で料金改定
都内の映画館アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺が6月1日より営業を再開する。同映画館を経営する有限会社アップリンクでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業自粛の影響で従来の運営が困難であると判断し、再開に伴い鑑賞料金を改訂することを発表した。
緊急事態宣言に伴い、4月8日より臨時休館していた両映画館。29日の都知事による会見で、東京都が3段階に分けて実施する休業要請の緩和措置ロードマップを「ステップ2」に移行することが発表されたことから、約2か月ぶりに再開することとなった。また6月2日よりアップリンク渋谷の一般料金を1,800円から1,900円に、6月12日よりアップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺の「アップリンク会員平日」料金を1,000円から1,100円に改定する。
6月1日の再開初日にはアレハンドロ・ホドロフスキー、グザヴィエ・ドラン監督作品などのアップリンク配給作品を一律500円の鑑賞料金にて上映する。ラインナップは下記の通り。
<アップリンク渋谷>
『リアリティのダンス』監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
『エンドレス・ポエトリー』監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
『ホドロフスキーのDUNE』監督:フランク・パヴィッチ
<アップリンク吉祥寺>
『わたしはロランス』監督:グザヴィエ・ドラン
『トム・アット・ザ・ファーム』監督:グザヴィエ・ドラン
『顔たち、ところどころ』監督:アニエス・ヴァルダ、JR
『スプリング・フィーバー』監督:ロウ・イエ
『アカルイミライ』監督:黒沢清
なお、再開後は飛沫感染防止のため左右1席ずつ間隔を空けるかたちで営業。スタッフは運営に必要な最小限度の人数で対応し、マスク・ゴム手袋着用、手洗い、手指消毒、うがいなどを徹底する。接触感染・飛沫防止のため、オンラインでの購入およびQRコードでの発券、キャッシュレス決済を推奨している。来場者にはマスク着用、館内での咳エチケットやソーシャル・ディスタンスの確保を呼び掛けている。
アップリンクでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けオープンが延期となっていた「アップリンク京都」のオープン日が先ごろ6月11日に決定した。(編集部・石井百合子)