陳・中央感染症指揮センター指揮官=同センター提供

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(台北中央社)中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は30日、台湾における感染状況が徐々に落ち着いてきたとの見方を示し、日常生活を段階的に取り戻すため、感染予防に取り組みながら屋外活動や外食を楽しむ「防疫新生活キャンペーン」をスタートさせると発表した。

陳氏は、個々人が手洗いの励行やマスク着用、対人距離の確保を継続するという前提の下、屋外で音楽会やパフォーマンス、スポーツを観賞したり、ハイキングや旅行などを楽しんだりできると説明。レストランや屋台などで食事をするときには、テーブル間の距離が十分に取られているか、仕切り板が設置されているかなどに留意し、個人用のセットメニューを提供する店を選ぶことなどをアドバイスした。詳細な実施時期や内容は、関連部門を集めた会議で意見を取りまとめた後、近々公表される見通し。

一方、5月1〜3日は、メーデーに伴う3連休となることから、同センターはこの期間に守ってほしい事項をリストアップした「生活防疫指南」を公表。休みで羽を伸ばしていても感染予防は徹底するよう呼び掛けた。

30日現在、台湾の新型コロナウイルス新規感染者は5日連続で「ゼロ」を維持している。

(張茗喧、余暁涵/編集:塚越西穂)