リバプールのFWモハメド・サラー(左)とMF南野拓実【写真:Getty Images】

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リバプールにとっては状況が好転? 南野は「日本のファーストチョイス」と説明

 世界中で感染拡大している新型コロナウイルスの影響により、今夏に開催予定だった東京五輪の延期が決定した。

 これを受け、英地元紙は「五輪の決定はサラーと南野、そしてリバプールにとって影響大だった」と見出しを打ち、日本代表MF南野拓実とエジプト代表FWモハメド・サラーを取り巻く状況の変化を取り上げている。

 中国で発生した新型コロナウイルスは全世界で猛威を振るっており、今夏に開催予定だった東京五輪の延期が決定した。これまでいずれも戦争が原因で5度、五輪が中止されたことはあったが、延期の措置は大会史上初となった。1年後の開催が見据えられているが、サッカーは特にU-23という年齢制限があるため、延期の影響を大きく受けることになる。

 そんななか、英地元紙「リバプール・エコー」は「五輪の決定はサラーと南野、そしてリバプールにとって影響大だった」と見出しを打ち、東京五輪に参加する可能性があるとされていた南野とサラーについて言及。「五輪の延期決定により、サラーと南野が利用可能になった」と指摘し、プレミアリーグに出場するために「サラーと南野は解放された」と表現している。

 東京五輪の出場権を獲得しているエジプトU-23代表のショーキー・ガリブ監督はオーバーエイジ枠でサラーを招集する意向であると明言していたことに触れた。南野に関しても「日本のファーストチョイスのストライカーであり、彼も7、8月に母国で行われる大会に参加することが期待されていた」と説明している。

 今季のプレミアリーグも延期の措置が取られており、今後の再開の目処も立っていない。通常通りの日程でも、東京五輪に参加する選手たちは来季のプレミア開幕戦に間に合わない可能性があったことから、東京五輪の延期はリバプールにも大きな影響を与えることになりそうだ。(Football ZONE web編集部)