その考え方はなかった――。

「LOADING...」。あと少しで、読み込みが終了するはずが、後半にかけてペースが落ちてしまう...。そんな状況にイライラしたことはないだろうか。

すると、その理由を「解明した」というユーザーがツイッターに出現。「なるほど」と頷いてしまう発想力に、注目が集まっている。


なるほど...!(画像は後ろアヒージョ前ピラフ(@ahieiei)さんから)

こちらは、ツイッターユーザーの後ろアヒージョ前ピラフ(@ahieiei)さんの投稿。パソコンやゲームで、ソフトウェアをインストールするときに現れるロード画面を、3次元化させた1枚だ。

「ローディングのペースが後半明らかに落ちる理由を、3次元解析ツールによって解明いたしました」

と言うように、ノートに書かれた図は、緑色のバーが進むごとに奥行きが出る仕様である。


よくみる「2次元」のロード画面

もちろんだが、「3次元解析ツール」とは比喩であり、実際に機械などは用いていないと話す。それでもこの発想力に、リプライ(返信)欄は、

「なるほど」
「こう思うと待てるかも」
「納得です。これでぐっすり眠れるわい」

と反応が寄せられている。面白い考え方である。Jタウンネットは、どこから着想を得たのか、そのきっかけを聞いてみた。

これでもうイライラしない?

さらに3次元化させたロード画面を動く形で表現する、後ろアヒージョ前ピラフさん。そんな彼を2019年12月23日、Jタウンネットが取材した。

数学よりも日本語や芸術が大好きだという投稿者だが、今回のロード画面のイラストは、数学の概念である「虚数」から着想を得たという。

「ローディング画面で奥に向かって必死に進むバーを思い浮かべることで、イライラするローディングに少しでも愛着が湧いたのなら、幸いです」(後ろアヒージョ前ピラフさん)

知識は偉大である。実は数学と大好きな芸術が折り合わさった、力作だったのだ。