安曇野食品工房は9月、ビジネス用語に関する調査結果を発表した。調査は今年8月に実施し、20〜50代の会社員300人から回答を得た。

知っている、聞いたことがあるビジネス用語を聞いたところ、最多は「アウトソーシング」(51.3%)。2位以下は「コミット」(51%)、「リソース」「アジェンダ」(同41.3%)、「プライオリティ」(39.3%)と続いた。

「『ASAPで来てくれ』が分からず、普通に出かけていったら、友人に『遅い!』と怒られた」


また、意味が分からずに使っているビジネス用語を聞くと、同率1位に責任を持って取り組むことを意味する「コミット」、事業などを立ち上げる際に使う「ローンチ」が並んだ。

以降トップ10には、「KPI」、「バッファ」、「アウトソーシング」「ブレスト」「アジェンダ」、「シナジー」、「プライオリティ」「スキーム」「ブリーフィング」、「ユーザーインターフェイス(UI)」「アサイン」「コアコンピタンス」「アジャイル」が入った。

これに対して、会社員からは

「やたらカタカナを使うので、お笑い芸人の真似をしているのかと思ってふざけて対応すると、向こうは真面目だったのでバツの悪い思い出があります」(30代・男性)
「『ASAPで来てくれ』という伝言の意味が分からず、普通に出かけていったら、友人に『遅い!』と怒られた(編注:「as soon as possible」の略。できるだけ早くの意味)」(40代・男性)

といった体験談が寄せられた。一方、

「失敗したら恥ずかしいので極力、ビジネス用語は使わないようにしている」(40代・女性)

という声が多く、ビジネス用語の使用に慎重な姿勢を持つ人もいることが分かった。