台風15号の強風で鉄柱が倒壊し、付近の住宅を損壊したままになっている千葉県市原市のゴルフ練習場のトラブルで、東京・江戸川区の解体業者が「無償で撤去する」と手を上げ、きのう27日(2019年9月)に住民説明会を開いた。

説明会には約50人の住民が参加した。業者側によると、鉄柱をクレーンで釣り上げながら切断して搬出する方法で、工期は約2カ月かかる。費用については、「無償でやります。うちが費用をすべてもって撤去工事を行います」とした。

すでに準備はできており、工事のための住民全員の同意書を29日までに提出してほしいと求めた。「(鉄柱が)傾きつつあるなかで、1日でも早く(作業にとりかかりたい)と考えている」と期日をもうけた意味を説明した。

住民説明会になぜか練習場オーナーも弁護士も出席せず

ところが、撤去作業の過程で新たな損傷が発生した場合に、「当社への責任を追及しないことをご同意下さい」という文言が同意書に含まれており、住民からは「損害が出た場合は、どなたが補償することになるのでしょうか」「(ゴルフ練習場側の)弁護士がいないなかで、29日までに返答するというのはちょっと」と不安の声が相次いだ。

業者は「(同意書の確認は)ゴルフガーデン様と担当弁護士さんがやることだと思いますが、時間があまりにもかかっている」「(説明会にオーナーや弁護士も)同席してほしかった」と答えていた。

秋山千佳(ジャーナリスト)「そもそも、あの場になぜオーナーや弁護士がいないのか、疑問です」

堀尾正明キャスター「ゴルフ練習場のオーナーの優柔不断さや、撤去技術の難しさを考えると、自分から手を上げる業者は少ないと思います。このままでは、またどんどん時間が過ぎていくだけです」