パラリンピックをテーマに公式アートポスターを制作する荒木飛呂彦(2018年撮影)

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 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は30日、「東京 2020 公式アートポスター・プロジェクト」において、公式アートポスターとなる作品を制作するアーティストを発表し、「20世紀少年」などで知られる漫画家の浦沢直樹、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦、写真家・映画監督の蜷川実花らが選出されたことが明らかになった。

 同プロジェクトでは、国内外のアーティストがオリンピックまたはパラリンピックをテーマにした芸術作品を制作。大会ポスターとして機運醸成に活用していく。開催都市契約に定められた要件の一つとなる。

 オリンピックをテーマとする制作者は、浦沢をはじめ、大竹伸朗 (画家)、大原大次郎(グラフィックデザイナー)、金澤翔子 (書家)、鴻池朋子(アーティスト)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)、ホンマタカシ(写真家)が日本から、 テセウス・チャン(アートディレクター)、ヴィヴィアン・サッセン(写真家)、フィリップ・ワイズベッカー(アーティスト)が海外から選ばれた。

 またパラリンピックをテーマとするのは、荒木と蜷川のほか、柿沼康二(書家)、GOO CHOKI PAR(グラフィックデザイナー)、新木友行(アーティスト)、森千裕(美術家)、山口晃(画家)ら。大会エンブレムを手掛けた美術家の野老朝雄(ところ あさお)は、両方のテーマで作品を制作する。(編集部・入倉功一)