稲垣吾郎、45歳の恋愛観「嵐も欲しいよね、恋愛っていうのは」
「なんだか僕、華道家みたいですね(笑)」
撮影用に用意された花束を手に持ち、優しい笑顔を見せる稲垣吾郎(45)。
大の花好きということでブログにも花の写真をアップするのが恒例となっているが、それが似合うのも、どこか色っぽい稲垣だからこそ。
そんな彼に“大人の恋”について語ってもらった。
京都で共演者の女性とデート!?
昨年の夏、京都で上演された主演ミュージカル『君の輝く夜に〜FREE TIME,SHOW TIME〜』が、この秋、バージョンアップして東京で上演される。
「京都には1か月ほど滞在していたのですが、そこまで長期滞在して公演を行うのは初めてのことだったので、すごく楽しかったですね。京都の文化とか街並み、人柄にも触れることができました」
公演前のインタビューでは“おいしいお店を探したい”と話していたが、
「何軒か調べて行ったりしました。和食とか中華のレストラン、焼き肉屋さんにも行って。そういう時間もとれたので、とても充実していました。えっ、デート? それはしてないですけどね(笑)。出演者の女性たちと、4人でごはんに行ったりはしてましたが……。まぁ、それもデートなのかな」
稲垣が演じる主人公・ジョージは、別れた恋人との“10年後にまたこの店で会おう”という約束を果たすため、とあるダイナーへとやってくる。そんなところから始まる、ちょっぴり切ない大人の恋の物語だが、
「僕だったら? う〜ん。会いに行くかもしれないですね。相手が現れるかわからないけど、そういうの、すごく興味がある(笑)。相手にも会ってみたいと思いますし。自分の中から消えた存在だとしても、永遠には消えない。会わなくても思い続けるというか、友達になれればいいやとかそういう考えなので。
僕もいろいろと恋も経験もしてきて、まあ男って期待というか、そういうロマンがあるじゃないですか(笑)。だから僕だったら会いに行くかな」
「恋って難しいですよね」
酸いも甘いも経験して、大人になる。なんだか“大人の恋”という言葉がぴったりな稲垣に、昔と今の恋愛観の違いを聞いてみた。
「勢いだけではいけなくなってくるところかな。失いたくないものができたり、怖がりな部分とか、そういったところが出てくるじゃないですか。そこまで熱情的になれなくなってしまうのが大人だと思うんです。
若いときの恋愛というのは、パッと光って消えてしまう流れ星のようなもの。そうだ、大人になると、臆病になるのかも。でもそれも必要だと思うんです。あまり大胆すぎるのも、大人らしくないですしね(笑)」
“恋って難しいですよね”と、言葉を続ける。
「すごく守りに入って、保守的で安定して、刺激のない穏やかな“凪”もときには必要かもしれないけど、嵐も欲しいよね、恋愛っていうのは。ドキドキとかトキメキはいつだって欲しいです。男女の問題は難しいな……(笑)。でも大人になっても恋というものをしていたい。僕は、そう思いますね」
“魅力的な女性”ってどんな人?
「明るさと強さと優しさ。当たり前ですが、それを持っている女性に惹かれます。あと、生きてることがすごく楽しそうな人って、自分も楽しくなれる気がして魅力的ですね。僕はあんまりそういうタイプには見られなくて。(そんなことはないと伝えると)本当ですか? そう言っていただけると、すごくうれしいです(笑)」
京都公演には草なぎ、香取も来場!「緊張したし、なんだか恥ずかしかったです(笑)。結構、お客さんってステージから見えるんですよ。終わったあとに歌を褒めてもらえたのが、うれしかったですね。これまで歌はたくさん歌ってきたけど、こうやってお互いの歌のことを話す機会はなかったので。何よりもふたりが喜んでくれた姿が、印象的でした」
8月30日(金)〜9月23日(月・祝)日本青年館ホールにて
出演:稲垣吾郎/安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙
http://kiminokagayakuyoruni.com/
たっぷりの歌とダンスで彩る“オトナの恋”を描いたミュージカルで、「1幕と2幕の間にショータイムがあり、曲が増えたり楽曲・衣裳も変わったりと、初めて観る方はもちろん、京都公演に来てくださった方にも楽しんでいただけると思います」(稲垣)