「寄付金5億円も夢ではない。最新の朝日新聞世論調査で、政党支持率こそまだゼロだが、比例投票先は早くも1%で社民党と並びました」(選挙アナリスト)

 冒頭で「たいしたことない」と見下していた自民党サイドは必要以上にピリピリし始めている。
「山本氏は、まだ東京選挙区出馬とも比例とも言及してない(7月1日現在)。東京選挙区なら山本氏は当選確実。しかも、山本新党に雪崩を打っているのは自民党支持の中小企業、商店関係が多い。東京選挙区でいえば、自民の武見敬三氏が厳しい。山本新党のうねりが全国に波及すると、自民党へのダメージは計り知れない」(自民党関係者)

 山本代表は6月27日の記者会見でこう述べた。
「私たちは消費税廃止の前提で減税。多くの方が苦しむ中、減税を他の野党と共通政策にしたかったが、できなかったのが残念」

 れいわ新選組関係者が山本氏の最終目標を明かす。
「参院選で10人擁立の場合、10人全員当選が最大目標。最少目標は山本太郎1人でも政党になること。それには山本氏が当選し『れいわ』が政党要件2%の得票を得ること。そうすれば、山本氏は国会討論、党首討論に出られる。公の場で政権が一番嫌なことをぶつけ、国民議論を巻き起こし、次のステップ、新政界再編を巻き起こす」