日本は難敵ウルグアイ相手に2-2で引き分けた【写真:AP】

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現地観戦したブラジル人記者が守備も評価「90分を通してハードワークを止めなかった」

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間20日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第2戦ウルグアイ戦で2-2と引き分けた。

 現地でこの一戦を観戦したブラジル人記者は“ある試合”と比較したうえで「遥かにレベルが高い」と称賛し、森保ジャパンの戦いぶりを「迷いが見えなかった」と評している。

 17日のチリ戦で0-4と敗れた日本は、チリ戦でも引き続き4-2-3-1システムを採用。序盤から激しい攻防を見せるなか、前半25分にMF三好康児(横浜F・マリノス)がドリブル突破から強烈なシュートを叩き込んで日本が先制した。

 同32分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるPK判定からFWルイス・スアレス(バルセロナ)に同点弾を献上するも、後半14分に三好がこぼれ球を詰めて再びリード。しかし、DFホセ・ヒメネス(アトレチコ・マドリード)に同点ゴールを奪われ、2-2のドローに終わった。

 現地スタジアムで観戦したブラジルのラジオ局「グアイバ」のブラジル人カルロス・グイアマラエス記者は、「非常に素晴らしい内容のゲームだった」と白熱の攻防を称え、2ゴールの三好やMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)ら攻撃陣を称賛。さらに、流れのなかでスアレスやFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)にゴールを許さなかった守備にも触れ、「日本の守備も評価に値する」と語る。

「2失点したとはいえ、90分を通してハードワークを止めなかった。あのスアレスとカバーニに流れの中からゴールを許さなかった。彼らを止めるのは非常に困難だからね」

別日に行われたコパ・アメリカの試合と比較 「日本は非常の組織されており…」

 また、ブラジル人のグイアマラエス記者は現地時間15日に同会場で行われたベネズエラとペルー戦(0-0)も取材。その一戦と比較し、日本とウルグアイの激闘について「この会場で先日行われたベネズエラ対ペルーの一戦より遥かにレベルが高い」と激賞した。

「日本は非常の組織されており、選手たちはアグレッシブに戦っていた。今日は戦術的にも洗練されていたように思う。ボールを保持している時、保持していない時で、チームの戦い方に迷いが見えなかった」

 90分を通して日本のプレーに意図を感じたという同氏は、日本代表の戦いぶりに好印象を抱いていた。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)