元号が令和になったとたん新元号を利用した悪徳商法が早くも報告されています。5月13日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、悪徳商法の具体的な例をあげて、気をつけるように注意をうながしました。いろいろなサギの手口を知って、絶対にだまされないようにしましょうと、つボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを展開します。

電話でアポイント

新元号になって、気持ちが新たになりました。が、そんなことも悪用しようとする人たちがいます。Aさんのおたよりで具体的な例をみてみましょう。

「新元号になりましたが、あまり浮かれていると足元をすくわれますよ。

高齢者の自宅に電話がかかって、金融機関の名を語り、元号が令和に変わり、預金の手続きをしていただかないと引き出しができなくなります。
手数料はかかりません。お客様の通帳、キャッシュカードをお預かりして手続きを行います。今、営業マンがそちらに伺いますのでお渡しください。

そんな奴が高齢者の預金を狙っています。せめてこの番組を聞いている高齢者のみなさん、絶対気を付けてくださいよ」(Aさん)

銀行員が通帳、キャッシュカードを取りに来るということはありません。サギと思っていいようです。

電話で個人情報

電話を使った手口はいろいろあるようです。

「改元にともない個人情報の確認を求める電話。
『新たな元号の時代ですので、改めて個人情報の整理を行っております。個人情報は日々変わっておりますので、今どんな状態ですか』と、ニセ職員から電話があって、いろんな情報を渡してしまう」(Bさん)

知らない番号の電話には出ない方がいいかもしれません。

サギじゃないよ

ところがつボイには売りたいものがあるようで、こんなことを言い始めました。

つボイは「この手を使ってみようかと思います」と言います。
「平成の時代はいいですが、令和の時代は胸に令和の“令”の字の入ったTシャツしか着てはいけないという規則になっています。
色もいろいろ揃えていますので、ぜひお求めください」と、物売りの口上をまねます。

実は今年の『聞けば』Tシャツのひとつは左胸に「令」の文字が入ったシンプルなもの。
「令」の字は「令和」の令であり、「令夫(ノリオ)」の令でもあります。
この「令」はつボイがいつも使っている落款をデザインしたものだとか。

小高は「これは騙される人は少ないですね」と軽くけん制しながらも、「でも、あのTシャツを着るととても幸運になることを保証します」と応援モード。

つボイはさらに「漢字のもつエネルギーを常に身に着けることによって運気が変わります。ぜひ身に着けていただきたいです」と、急にあやしくなる二人のささやき…。

耐えきれず、つボイは「だれか止めてよ」と自らストップしました。

Tシャツはいたって普通のTシャツで、幸せになるかどうかは着る人次第です。

オリンピックチケット関連サギ

令和といえばオリンピックも間近となりました。

「チケット不正転売禁止法が6月14日から施行されますが、オリンピックチケット販売に関して、サギのようなことがこれから行われるかもしれません。
電話でチケット譲りますとか、ネットのチケット転売サイトなど…」(Cさん)

小高「『別ルートでの特別先行販売がございます』、とか言われると、『あるのかな〜』とのっかるとサギだったりしますね」

Cさんは「自分で合法的に手に入れてくださいね」と結んでいます。

小高は「“合法サイト”だと思ったら違っていたということもあるので、要は“公式サイト”で買ってください」とさらに細かく注意します。

オリンピックチケットが販売されたら、必ずそれに便乗し、つけ込むサギが出てくるようです。
 

だましだまされ

ちょっと意外な人もサギに遭っています。

「籠池夫妻の長女が経営立て直しに協力として、300万円のサギに遭ったそうです。
長女は理事長として5億円の学園の経営立て直し話にまんまとひっかかり、300万円のサギに遭ったとのこと」(Dさん)

世間を騒がせた森友学園は経営難で、そこにつけ込んだサギに巻き込まれたようです。

つボイ「籠池さんのように補助金をもらおうとする人がいて、さらに籠池一家からだましとろうという人がいるんだ、ということは覚えておいた方がいいですね。油断も隙もないです」

まさにだましだまされといった世界です。

サギかなと思ったら、まず周りの人に相談する、警察や国民生活センターに連絡するなどしてください。
(みず)
 

つボイノリオの聞けば聞くほど
2019年05月13日10時02分〜抜粋(Radikoタイムフリー)