【MLB】大谷翔平、9打席連続音無しに「感覚のズレ」 復帰2戦目一問一答
6回にトミー・ジョン手術をした右肘に死球「かすった感じ。どこに当たったか分からなかった」
■タイガース 10-3 エンゼルス(日本時間9日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でフル出場し、3打数無安打1死球。2試合9打席連続の無安打に終わった。チームも3-10で大敗した。
6回の第3打席で昨年10月1日にトミー・ジョン手術を受けた右肘に死球を受けた。初回1死は見逃し三振、3回2死二、三塁は三ゴロ、8回2死は150キロ超の剛速球に押されて3打数無安打。試合後の日本メディア向けの取材では右肘に死球を受けたことへの不安を一蹴。今後の打撃修正を誓った。
――死球を受けた。
「かすった感じだったので、どこに当たったか分からなかったです」
――先発ボイドはストライクゾーンで勝負されていた。
「テンポも良かったですし、コントロールも良かったんですけど、右左に関係なく、投げるところに投げられた印象があるので。ランナーを貯めながら、こっちのリズムでいければ、こっちの展開になっていたのかなと思います」
――次につなげる感覚はあったか。
「タイミングは徐々に良くなってますし、ただファウルになっているものが多い。自分の中で捉えたと思ってもそうなる部分が多い。早く一本打ちたい気持ちをどう抑えながら、やることをしっかりやれればと思います」
――確認作業をしている段階。
「打席を重ねるごとに見え方が良くなっている。あとはどう反応していけるかが大事かと思っています」
――右肘の死球。
「なかったですね。痛くもなかったですし」
――フェイスガードは実戦形式の練習から付けているのか。
「ずっとやっているんですけどね。色々と試したりとかしているんですけど。(見え方の違いは)それはないと思います。打席の違和感もないと思います」
――フェイスガードを付ける意図は。
「より振り込みたいとかはないですね。抜ける球とかの予防なので」
――フェイスガードは昨季やって必要性を感じたのか。
「来てからでは遅いので。来る前に」
――3回二、三塁は左中間方向を意識したのか。
「特にそういうわけじゃないですね。どの球種が来てもしっかりコンタクトしていけるタイミングでいきました」
――9打席無安打。メジャーの投手と対戦する難しさを感じるか。
「久々に98マイル(約158キロ)を見ましたし、その球にしっかり反応していけるかが大事。一打席一打席、レベルが高いなと感じるので。それは去年から変わらないかなと思います」
――カブレラと談笑した。
「英語でしたね。言えない内容から。普通に『手術どうだったか』とか」
――早く1本出したいのか。
「いい反応していけているんですけど、もうちょっとのところですれ違っているのかなと。打ちたい気持ちがあるのは悪いことではないが、それを持ちながら打席の中でやれることができているか。その中でファウルになっている打席は感覚のズレがある。1打席1打席修正しながらいければ」(Full-Count編集部)