日本の銭湯のように、トルコにも伝統的な公衆浴場があるのをご存知でしょうか。

「ハマム」といわれるトルコの公衆浴場は、「清潔は信仰の半分」というイスラムの教えにもあるように、モスクや神学校に並んで非常に大事な施設としてその歴史の中で発展してきました。身の汚れを落とす場としてだけではなく、社交の場としても社会で重要な役目を果たした「ハマム」は、17世紀半ばのイスタンブールには1万4千を超える数があったといいます。

もちろん旅行中にこの「ハマム」を体験することも可能です。「ハマム」の浴室はモスクのように大理石の天高いドーム状の屋根が印象的。湿度がとても高く、汗がじわっと出てきます。ケセジ(垢すりをしてくれる人)から垢すりやマッサージ、シャンプーなどのサービスを受けることができ、旅の疲れが一気に吹っ飛ぶでしょう。

日本にはないこの独特の「ハマム」が気に入ったら、市場でぜひ買っておきたいものがあります。

それは「ペシテマル」というタオル。

入浴前は体に巻き、垢すりなどをしてもらうときは大理石の上にこのタオルを敷いて寝ころびます。サイズも大きくやわらかい素材なので、タオルだけではなくシーツカバーや赤ちゃんのおくるみにも使えるとバザールのおじさんもおすすめの一品。同様の素材のバスローブやバスタイムをぐっと盛り上げてくれるいろんな香りの石鹸もセットで買っておきたくなります。

そしてもう一つ、ケセジが使っていたケセ(垢すりの手袋)も忘れずに!たった5〜10TL(約100〜200円)なのに、驚くほど垢がとれます。

このセットを日本に持ち帰れば、雰囲気こそ違うものの、トルコの「ハマム」を楽しむことができます。旅の思い出にも、友達へのお土産にも、「ハマム」グッズを揃えてみてはいかがでしょうか。

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