稲葉友 撮影/佐藤靖彦

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「新しい作品に入るたびに、転校生のような気分になります。人見知りなので、いつも人との出会いにドキドキするけど、だんだん時間とともに現場がホームのようになっていく感覚が、この仕事に飽きない、大きな理由のひとつなのかもしれないです」

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 映画『私の人生なのに』(7月14日全国ロードショー)で、主人公の幼なじみ・柏原淳之介を演じる稲葉友(25)。新体操選手として将来を期待されていた金城瑞穂(知英)が突然、難病で下半身不随に。そんな彼女を支え、新たな生き方を見いだすヒントを与えてくれるのが淳之介だ。

「彼は本当にまっすぐで。オブラートに包まず、言いたいことは全部言っちゃうんです。僕は、人を傷つけたくないから、いろいろ考えてから物事を発言するほう。でも、淳之介みたいに、嫌われるリスクを背負ってまで、まっすぐに意見を言ってくれる人はカッコいいなって思います」

 今作ではギターの弾き語りにも挑戦しているが、実はプライベートでもたまに演奏するんだとか。

「これは俳優あるあるだと思うんですけど、突発的にバンドを組むことはあります。ただ、1回集まったら、なかなか2回目はないんですけど(笑)。でもそれがすごく楽しくて、最近だと柄本時生くんと戸塚純貴くんの3人で、スタジオを借りて、オリジナルソングを作ったりして。人に見せられるようなレベルではないんですが、そういう時間は最高に楽しいです!」

 ちなみに今、新しく挑戦していることは……?

「実は、こそこそと落語を練習しています。昔から好きで、見に行ったりもしていて。どうせならやってみようって思ったのがきっかけです。仕事で何か挑戦しなきゃいけないってときは、結構ビビってしまうんですが、プライベートだとノルマもないし(笑)。ひとりで自分の落語をやっている動画を撮って“うわ〜”ってなっています(笑)」

稲葉友の“悩殺ワード”って?

「なんでもいいので、ほめられたいです。ほめられなさすぎて、言われたときにうまくリアクションとれないかもしれないですけど。あとは、名前呼ばれたらうれしいですね。稲葉でも友でも、あだ名でもなんでも自分のことを呼んでくれたら、すぐなつきます(笑)。え、名前呼ばれてほめられたら? あぁ〜それはヤバいです! “稲葉友、めちゃめちゃよかったよ”なんて言われたら“なんかごめん、ありがとう!”って先に詫びちゃいそうです(笑)」

<出演情報>
『私の人生なのに』
7月14日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー

撮影/佐藤靖彦