DAIGO 撮影/伊藤和幸

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 今やバラエティー番組やCMで見ない日はないDAIGO(40)。そんな彼がソロデビュー15周年を記念して、5枚目のシングル『真夏の残響 /今夜、ノスタルジアで』をリリース!

【写真】ネットで初公開カットも!

「“星から舞い降りたロック王子”というコンセプトでDAIGO☆STARDUST名義でデビューしたのですが、そのころを知っている方は少ないんじゃないかな(笑)。

 運よく、憧れの氷室京介さんに楽曲提供していただきデビューできたのですが、当時は初めての経験だらけで地に足がついていなかった気がします」

 大物アーティストがデビュー曲を提供する華々しいスタートを切ったものの、自らはアーティストとしてなかなか結果が出せない時期が続いた。

「最初のレコード会社とは契約更新できず、フリーで活動した時期も。そのときは自分からライブハウスに電話をかけて、出演できるか交渉していました。

 そんな時期でも心が折れなかったのは、憧れの先輩たちの言葉があったから。HYDEさんには“いい音楽をやっているのに、なんで売れないんだろうね”と言っていただき、自分の音楽が完全に間違っているわけではないんだな、と勇気づけられました」

濃密だったと振り返る10年間

 転機となったのは、内閣総理大臣も務めた竹下登の孫であることを公表し、バラエティー番組に出演したこと。

「祖父の名前を自分から言うつもりはなかったので、最初にお話をいただいたときは正直悩みました。でも尊敬しているAcid Black Cherryのyasuさんに“家族なんだし、隠すほうが不自然なのかもよ”と言われて。バンドのメンバーも応援してくれたので出ることを決めました。そしたら自分がビックリするぐらい環境が変わりましたね。多くの方に知ってもらえたおかげで僕の音楽を聴いてくれる方も増えたので、バラエティーは僕にとって大切なもうひとつのフィールドです」

 今年の4月で40代に突入。30代は目まぐるしく、かなり濃い10年間だったのでは?

「ミュージシャンとしての夢も叶えましたし、『24時間テレビ』で走らせてもらったり、結婚をしたり……と、本当に濃密でしたね。自分が思い描いていた40代はもっとおじさんだったのですが(笑)、思ったより感覚は変わっていないので、40代ももっと充実した時間を過ごせれば」

 7月21日にはソロデビュー15周年ライブを開催。意気込みは?

「5年に1度のペースで、DAIGO☆STARDUSTを披露していますが、衣装が似合わなくなってきたら封印するかもしれません(笑)。もしかしたら今回がラストになるかもしれないので、この機会にぜひ1度、生で見てほしいですね」

 記念すべきソロ15周年シングルは、憧れのTAKURO(GLAY)が作詞作曲を手がけている。

「僕にとってGLAYさんの音楽は日本人の白米と同じぐらい欠かせないもの。……白米にたとえるのが合っているのかはわからないですけど(笑)。“大人なDAIGOくんを表現したい”と作ってくれたミディアムナンバーはロックさも残しつつ、幅広い層の方に楽しんでもらえると思います」

 最後に40代の目標について聞くと、おなじみの“DAI語”でこう笑わせてくれた。

「狙うのはSJH。“週刊女性の表紙”です。いろんな時期に表紙に名前が載ったことはありますが(笑)、今度はきちんとした形で表紙に登場できたら。奥さんにも音楽活動を支えてもらっているので、応援してくれているファンの方に感謝の気持ちを忘れず、これからも歌っていきたいです」

<リリース情報>
5thソロシングル『真夏の残響/今夜、ノスタルジアで』7月11日発売
初回限定盤A・B(CD+DVD)1800円(税込み)
通常盤1000円(税込み)