[めんたいワイド- 福岡放送] 2018年4月5日放送の「特報THEスライドショー」では、新卒採用試験について取り上げました。

スマートフォンに専用のアプリをダウンロードすることで、24時間どこからでも採用面接が受けられます。

実際に広島県の「鶏卵生産会社 アキタ」では今年から応募者全員に実施することを決定しています。全国では、20社近い企業がこの方法で採用面接を実施するそうです。

アプリでは、粘り強さや柔軟性など資質を見極めるため、約80の質問に60分程度かけて答えます。AIが集めた情報を人の目で分析し、企業側に結果を伝えるといった仕組みになっています。

AI面接サービスの場合、時間や場所を選ばないので遠方の学生も面接が受けられる、また他社の選考とのダブルブッキングがないというのがメリットです。

そのほか、書類選考にAIを活用している企業もあり、ソフトバンクでは昨年の採用から導入、サッポロビールでは今年の採用から導入することになっています。


24時間どこからでも受けられる(画像はイメージ)

AIの合否判定には賛否両論

実際、企業はAIを使った書類選考や面接が行われるようになっています。では、福岡の街の人はこの件についてどう思っているのでしょうか。

【賛成意見】
・一旦の振るい分けについては多少ありかなと思う(40代男性・会社員)
・人間のミスによって落とされるよりはAIで正確に判断された方がいい(30代女性・看護師)
・先入観なく公平に見れるのかなと思う(50代女性・会社員)
【反対意見】
・アルバイト経験など感情で訴えることもあるので、AIじゃ伝わらないのではないかと思う(20代男性・大学生)
・本当に欲しい人材がAIで見つかるかというと難しい気がする(50代男性・会社員)
・人が人を選ぶものであってAIに選ばせちゃいけない(60代男性・会社員)

これからもAIを使った新卒採用を行う企業は増えていくそうです。

面接官の場合、その人の好き嫌いが反映されることも多少あるのかなと感じます。しかし、対面で分かることもあるので、全てをAIに任せるのは難しいのではないかと思います。(ライター:ぴよこ)