スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2018で、ASUSが新型フラグシップモデルの「Zenfone 5」および「ZenFone 5Z」を発表しました。

The Asus Zenfone 5 is an iPhone X clone with big speakers and AI claims - The Verge

https://www.theverge.com/2018/2/27/17057582/asus-zenfone-5-price-release-date-lite-mwc-2018

Zenfone 5およびZenfone 5Zはどちらも6.2インチディスプレイを持ったASUSの最新スマートフォン。Zenfone 5Zがフラグシップモデルとなり、Zenfone 5よりもスペックを増強したモデルになるとのこと。Zenfone 5/5Zは5.5インチだったZenfone 4と同じサイズのフットプリントを採用していますが、最新の薄型ベゼルデザインによりディスプレイサイズは6.2インチに進化しています。なお、ディスプレイの縦横比は19:9です。



いずれの端末も重量は155gで、iPhone Xよりも大画面ですが「片手で十分に扱えるサイズ感」とのこと。Zenfone 5ZはプロセッサにGalaxy S9と同じQualcommのSnapdragon 845を採用。最大256GBのストレージと8GBのメモリ(RAM)を備えます。Zenfone 5は5Zよりもスペックが落とされており、プロセッサにはSnapdragon 636、RAMは最大6GBとなります。



iPhone Xは環境光センサーを使い、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に適応させることで画像をより自然に表示する「True Tone」ディスプレイが採用されています。Zenfone 5/5Zも同じような色温度の自動調節機能が搭載されているのですが、これをASUSは「AIディスプレイ」と読んでいます。なお、海外メディアのThe Vergeが「AIディスプレイ」について尋ねたところ、ASUSは「AIの広範な定義を採用している」とコメントしており詳細は不明のようです。

天面はこんな感じ。Zenfone 5/5Zのバッテリー容量は3300mAhです。



これがディスプレイ上部にある凹型の切り欠き(ノッチ)部分。ノッチ部分のセンサーを用いた顔認証機能「Face Unlock」も搭載していますが、iPhone XのFace IDのような洗練されたものではないとのこと。



iPhone XやGalaxy S9はOLED(有機ELディスプレイ)を採用していますが、Zenfone 5/5Zは液晶ディスプレイを採用。解像度は2246×1080。



Zenfone 5/5Zの背面はガラスパネルを採用しており、メインカメラはiPhone Xと同じく縦に伸びるデュアルカメラ。



デュアルカメラは12メガピクセルのカメラと8メガピクセルの広角カメラが合体したもの。iPhone Xと同じように「ポートレートモード」も用意されており、画角120度の広角カメラを用いて奥行き検知を行い、背景をぼかすことができるそうです。The Vergeは「期待していたよりもはるかに有望だった」と記していますが、実機で撮影した際はポートレートモードがうまく機能しなかったとも記しています。なお、Zenfone 5/5Zのカメラでは、ホワイトバランス・露出・明るさなどを撮影シーンごとに最適化してくれる「AIシーン検出」なる機能も搭載されており、これは機械学習に基づいた機能とのこと。



左がZenfone 5で右がiPhone X。Zenfone 5はiPhone Xよりもひとまわりほど大きなサイズ感。



ASUSおなじみのヘアライン加工はらしさが強調されていてグッド。



発表会の中でASUSのマーケティング責任者であるマルセル・カンポス氏は、「人々の中には『Appleをコピーしている』と言う人もいるだろう。しかし、我々はユーザーの求めることから逃れることはできません。そしてあなた達ユーザーは常に流行を追っています」と語り、AppleのiPhone Xによく似たデザインであることは認めながら、ユーザーが求めるデザインである限り仕方のないことだとする割り切ったコメントを残しています。



Zenfone 5/5Zのスピーカーシステムはハイエンドのものと同様とは言わないものの、スマートフォンのスピーカーとして必要な明瞭さや音量の部分では良い仕事をしているとのこと。また、Zenfone 5/5ZはBluetoothオーディオ用のAptX HDおよびLDACもサポートしており、イヤホンジャックも搭載しています。他にも、iPhone Xのアニ文字とよく似た「ZeniMoji」なる機能も搭載しています。

なお、実機に触れたThe Vergeの記者はGalaxy S8+やS9+と非常によく似ているように感じる、と記しています。

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Zenfone 5/5Zと同時にZenfone 5 Liteも発表されていますが、こちらにはノッチがありません。



なお、端末価格はZenfone 5Zが479ユーロ(約6万3000円)とiPhone Xの半分以下の価格となっており、Zenfone 5 Liteが2018年3月、Zenfone 5が2018年4月、Zenfone 5Zが2018年6月に発売予定です。