すき家、牛丼「中盛」以上を値上げ 原料価格と人件費の高騰で
■すき家が牛丼「中盛」以上を値上げ
すき家は、米国産牛肉とコメ価格の高騰および人件費の上昇を背景に、29日9時より全店で牛肉「中盛」以上の価格を改定する。牛丼「並盛」の価格は現在の350円で引き続き提供するが、それ以外の単品・トッピング・セットメニューの価格は全て改定する予定だ。■主なメニューの価格改定金額
並盛は350円(価格はいずれも税込)で据え置き、中盛・大盛は470円から480円に、特盛は580円から630円に、メガは730円から780円に値上げする。トッピング各種は10円、セットメニューはそれぞれ20円〜40円値上げる。
■牛丼チェーン大手の動き
吉野家は、名古屋に本社を置く通信販売代行業者・アイケイと共同開発した冷凍肉まん「吉野家 特製牛肉まん、特製豚肉まん」を27日に通販サイト「楽天サイトモノルル」で先行発売する。本格化する冬に向け、みんなの大好きな吉野家の牛丼・豚丼が“アツアツ、ほくほく”の肉まんになって登場するかたちだ。吉野家の味をそのまま皮に閉じ込め、1個で吉野家の味を十分楽しむことができる。松屋フーズは、23日より韓国国内で展開する韓国ミニストツプ2,426店舗(2017年10月末現在)で、「松屋監修牛めし弁当(3,800韓国ウォン)」を発売。韓国では、単身世帯の増加、商品の品質向上などにより、6年前と比較し、コンビニの市場規模は約2倍に拡大しており、弁当などの昼食需要が高まっているという。
また、大学周辺の日本食専門店の人気ぶりや、若者の日本食需要の高まりを受け、コンビニでも気軽に日本食を味わえる商品として、今回の販売となった。韓国では、「牛丼」は一般的ではないが、日本食ブームで、同社創業以来の「牛めし」の看板メニューを販売し、新たな日本食を提案する。