「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」などで知られる文豪の夏目漱石......のアンドロイドが、愛媛県松山市に訪れ、2017年11月23日から26日にかけて市民と触れあう。

こちら、「アンドロイド」ということなので、当然動くし、孫の夏目房之介さんの声を合成し、自らの作品を朗読するという。


画像はプレスリリースから

生誕150周年を記念して松山来訪

夏目漱石のアンドロイドは、漱石の生誕150周年を記念した「おかえりなさい!夏目漱石先生〜漱石アンドロイドから未来へ〜」の一環として行われた。

漱石は現在の東京出身だが、松山とも縁が深く、1895年に英語教師として愛媛県尋常中学校(現在の県立松山東高校)に赴任し、教鞭を取っていた時期があった。

今回の記念事業は、漱石アンドロイドを所有する二松学舎大学の協力のもと実現したもので、「坊ちゃん」の舞台とされる松山東高校での漱石による特別授業や、朝日新聞が所蔵する漱石のデスマスクのレプリカなどの展示も行われた。

漱石のアンドロイド、という報道に、ツイッターでは、

など、驚きの声が寄せられつつ、実際に行った人からは、

と、写真付きの感想も投稿された。確かに、実際の本人の人となりは置いておいて、文豪らしい雰囲気を醸し出している。

松山に滞在するのは2017年11月23日から26日にかけてだが、日によって場所が異なる。25日は済美平成中等教育学校で特別授業を行った後に「いよてつ高島屋」で朗読、26日は子規記念博物館で「坊っちゃん文学賞」表彰式関連イベントに「出席」する予定だ。