考案者は向谷実さん! 九大学研都市駅で「軽量バー式ホームドア」実証試験スタート
九大学研都市駅駅舎(そらみみさん撮影、Wikimedia Commonsより)
2017年11月21日、福岡市西区にあるJR九州・筑肥線の九大学研都市駅で、新たなホームドアの実証試験が始まった。
今回、2番乗り場に設置されたホームドアは、数本の鉄製パイプを柵のように横に並べた新方式のもの。パイプが左右から伸びて転落を防ぎ、列車が到着すると、パイプは左右の「戸袋」に収容される仕組みだ。従来のホームドアに比べると4割ほど軽量化でき、費用も圧縮できるという。
この軽量バー式ホームドアの考案者は、人気フュージョングループ「カシオペア」元キーボード奏者で、シミュレーションゲームソフト「Train Simulator」の制作者である向谷(むかいや)実さん。向谷さんのアイデアをもとに、信号メーカー大手「日本信号」が開発した。
ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。
「考案者としては感無量です」
ツイッターには、向谷さん自身のツイートが動画付きで投稿されていた。
本日から試験導入が始まりました。軽量バー式ホームドア、順調に稼働していて考案者としては感無量です。JR九州筑肥線九大学研都市駅にて pic.twitter.com/6AXZp7AmaR
— 向谷実 (@MinoruMukaiya) 2017年11月21日
約1分の動画は、九大学研都市駅に列車が到着し、バー式ホームドアが開く様子を捉えている。「本日から試験導入が始まりました。軽量バー式ホームドア、順調に稼働していて考案者としては感無量です」というコメントも添えられている。
向谷さんは前日のツイートで、「感慨ひとしおですね。3年かかりましたが何とかここまで来れました」とつぶやいている。着想を得てから、実証試験まで3年という開発期間を要したのだ。
【ニコ生TS視聴中(2017/11/21 09:00放送)】
— 静香 (@shizuka5584) 2017年11月21日
【向谷実】軽量バー式ホームドア試験導入
初日の模様を現地から生中継! #nicoch262https://t.co/jFMlxPXYdZ
鉄道界でも大活躍の向谷さん?
もちろんホームドアの開閉メロディも担当
(JR九州筑肥線九大学研都市駅にて) pic.twitter.com/dJK5vGTfVT
ニコニコ生放送でも取り上げられたようだ。画面右下に見えるのが向谷さんだ。
いつからか知らんが九大学研都市駅のホームドア稼働しだしたみたい
— つじやん@Aqoursファンミ全落マン (@Ntsujiyann) 2017年11月21日
めっちゃドアあくときメロディー流れてびっくりしたw pic.twitter.com/NuPG9DPWD2
「めっちゃドアあくときメロディー流れてびっくりしたw」という感想だ。そのホームドアの開閉メロディも向谷さんが担当したようだ。
九大学研都市駅のホームドア
— なおてつ@12/24忘年会募集中! (@819_naotetsu) 2017年11月21日
今日から稼動開始
車掌さんもかなりハキハキしてた!
しかも車掌は女性の方です!#九大学研都市駅#九大学研都市#筑肥線#九大学研都市駅ホームドア#向谷実 pic.twitter.com/s3BVIEYyOi
動画付きのツイートも投稿されている。「車掌さんもかなりハキハキしてた!......しかも車掌は女性の方です!」という報告もあった。
九大学研都市駅の音楽館製のホームドアの試験が始まりました!従来型ホームドアの耳障りなパトライト7点チャイムとかの動作中に何回も鳴るやつではなく、このような心地いいメロディがやはりいいと思いますね。パトライトチャイムとは違って動作と丁度マッチしています。
— 特急むさしの号 (@Express_E235) 2017年11月21日
向井氏考案のホームドアです。
— エリク (@hatutada) 2017年11月21日
JR九州 九大学研都市駅に試験導入。
確か視覚障害者の声を聞いて設計しているはずです。ポールが上に上がると思いきや、、、(笑) https://t.co/T0NQ1KLyCR
「このような心地いいメロディがやはりいいと思いますね」「確か視覚障害者の声を聞いて設計しているはずです」といったコメントも......。かなり細かい点までチェックされている。