[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年11月7日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県で耳にする「かぜねつ」という言葉について調べていました。

「かぜ」と「ねつ」を合わせた言葉。合わせると一体どんな意味になるのでしょうか?


かぜねつの意味、ちゃんと伝わる?(画像はイメージ)

「風邪で熱がすごい」ではない

県外出身の方に「かぜねつ」についてたずねてみると、「風邪で熱がすごいこと」「サウナの熱風」「熱い風」などという答えが返ってきました。

「かぜねつ」とは、加賀を中心に金沢や能登の一部にも分布しており、「口内炎」「口角炎」を意味する言葉で、口の中・口の周辺にデキモノができる症状を指すのです。若い人よりも年配の方に馴染みのある言葉のようです。

実際に加賀で開業しているお医者さんに聞くと、医学用語ではないので授業では習わず、逆に患者さんに教えてもらったそうです。

石川県特有の言葉かと思いきや、福井県の一部でも使われていて、福井経由でやってきたと言われています。

石川県で使われている方言は福井県経由のことが多く、例えば、水があふれそうという意味の「つるつるいっぱい」やテレビの砂嵐を指す「じゃみじゃみ」も福井からやってきた言葉です。

実際に口内炎になったとき、「かぜねつ」という方言でちゃんと症状が伝わるか少し心配ですよね。(ライター:りえ160)