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博報堂生活総合研究所は11月17日、「生活者にきいた"2018年 生活気分"」を発表した。調査期間は2017年10月5〜10日、有効回答は20〜69歳の個人3,900人。

○世の中の景気、「変わらない」が最多

2018年の「世の中の景気」は今年と比べてどうなると思うか聞くと、64.4%(前年63.2%)が「変わらない」と回答し、その割合は3年連続で増加した。「悪くなる」は21.0%(同24.3%)と3年連続で減少したものの、「良くなる」(2017年14.6%、前年12.5%)を3年連続で上回った。

自分の家計予想についても同様の傾向がみられ、「変わらない」は57.7%(前年57.2%)と3年連続で増加。「悪くなる」は24.1%(同27.1%)と3年連続で減少したのに対し、「良くなる」は18.2%(同15.7%)と増加に転じた。

2018年に始めたいことがあるのは約3人に1人に当たる31.3%。一方、やめたいことがあるのは約5人に1人の20.7%だった。

始めたいこととしては、「運動・体操・筋トレ」が38.2%でトップ。以下、「趣味・習い事」が29.4%、「貯蓄」が28.7%、「ウォーキング・ジョギング」が25.2%、「副業」が24.2%と続いた。同調査では「健康や金銭、能力に関する自力を高めることで暮らしを安定させたいと思っている、そんな生活者の願望がうかがえる」と分析している。

やめたいことでは、「無駄遣い・衝動買い」が38.7%で最多。次いで「食べ過ぎ・飲み過ぎ」が28.8%、「無理しての人付き合い」が27.9%となり、上位3位は特に女性の回答割合が高かった。同調査では「無理や無駄をなくして合理的に暮らしたいと感じているようだ」と推測している。