キックオフ前のスタジアム周辺でそんな騒動があったとは……。舞台裏はかなりピリピリしていたようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 驚きの事実が、試合後に明らかになった。
 
 現地時間11月14日に行なわれたベルギー代表vs日本代表戦が、テロの危険に晒されていたというのだ。ベルギー全国紙『DH』をはじめ、複数の国内メディアが伝えている。
 
「午後5時半、ブルージュ警察がブリュッセルの関係機関から、情報を得た。今夜のスタジアムでテロ攻撃があるかもしれないと。すぐさま機動警察が出動し、スタジアムをくまなくチェック。ブルージュ市長と主催者側が最終的にはゴーサインを出し、混乱を避けるため、観客にアナウンスをしないと取り決めた。加えて、入場時のセキュリティーを強化したようだ」
 
 試合後、舞台裏を明かしたのが、ベルギー・サッカー連盟のステファン・ファン・ルーク広報だ。
 
「危険がないことを確認しており、ファンは安全に帰路に着いている。だが試合開始1時間前まで、なにひとつ確かなことはなかった。私自身もどんな決定が下されるのか分からなかったんだ。機動警察隊と警察犬がくまなくスタジアムの椅子をチェックして周っていたからね。中止も十分あり得たということだ」
 
 なんとも物騒な話である。何事もなく無事に終わってなによりだった。