合同演習の模様(米海軍ホームページから)=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】米国の原子力空母3隻が12日、朝鮮半島東の海域の韓国作戦区域に入り韓米合同演習を行った。

 演習に参加した米空母は「ロナルド・レーガン」「ニミッツ」「セオドア・ルーズベルト」。韓国海軍が米空母3隻と合同演習を行うのは初めて。空母のほか、米海軍のイージス艦11隻も参加した。北朝鮮にとっては前例のない軍事的な圧力になるものとみられる。

 米空母3隻は当初13日ごろ、韓国作戦区域に入る予定だったが、日程が前倒しされた。韓国作戦区域は韓米連合軍司令官が軍事作戦のため朝鮮半島周辺に宣布する区域で、領海だけでなく公海が含まれる。

 今回の演習は韓米両国が先月28日の定例の安保協議(SCM)に続き、7日の首脳会談で米国の戦略兵器の朝鮮半島への巡回配備を拡大・強化することを決めてから初めて実施される大規模なものだ。

 韓国軍合同参謀本部は「今回の演習は北の核・ミサイル挑発を抑止するため、韓米同盟を基に拡大抑止力の効果を向上させるという意味がある」と説明した。

 韓米両軍は14日まで対空防衛、海上監視、海上補給、機動訓練、戦闘機の離着艦など多様な演習を実戦形式で行う。