国会外交統一委員会で答弁する尹長官=13日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は13日に開かれた国会外交統一委員会の質疑で、「米国は北関連の重要な安全保障政策について、必ず韓国政府と事前に協議・調整するとの立場を最近もわれわれに明らかにしてきた」と述べた。

 朝鮮半島問題を巡る議論で韓国が外される「コリア・パッシング」への懸念に関しては、「いつになく韓米間の連携が緊密に行われている。過度に心配しなくても良いと思う」との認識を示した。
 また、「米国は北に関する重要政策の決定において、韓国と議論し、調整していることを数回にわたって確認している」として、「重要行事がある際、事前・事後に説明し、最も早く共有している」と強調した。
 一方、釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、長嶺安政・駐韓日本大使が約3カ月間帰国していたことを「例のないことで外交的欠礼」とした最大野党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)議員の指摘に対しては、「大使が帰任したのは、(韓国政府が)原則を堅持してきた結果、日本側が『結者解之』(自ら行ったことを自ら解決する)の意味合いで戻した」と説明。長嶺大使が調整ができていない状況で黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相と面会する意向を示したことについて「不適切」との声が出ていることに関しては、「不適切な措置に関する立場を公式に表明している」と述べた。
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