ドローン、実名登録制へ  違反者には罰金も/台湾

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(台北 19日 中央社)交通部(交通省)が、民用航空法の一部を改正させる見通しとなった。重量が250グラムを超えるドローン(小型無人機)は持ち主の実名登録が必要となるほか、25キロを超える重さのものを操縦する場合は、免許の取得を義務付ける方針。

同部民用航空局は、一般利用者が増え、安全面を考慮した際、有効的な管理をしなければならないとコメント。未登録のドローンを飛行させた場合は3〜15万台湾元(約11万1000〜55万3000円)、25キロ以上のドローンを免許未取得で飛行させた場合は6〜30万元(約22万1000〜110万7000円)の罰金をそれぞれ科すとしている。

また、どのドローンも高度400フィート(約122メートル)以上への上昇を禁止するとし、空港や航空機の飛行経路上のほか、人口密集地、公園、港湾、発電所、ダム、刑務所、国防施設など地方自治体が独自に定める場所での飛行が禁じられる見込みだ。

(汪淑芬/編集:齊藤啓介)