宮城県が「パプリカ」の生産量トップって、知ってた?
[OH!バンデス-宮城テレビ]2016年12月8日のみやぎ・ふくしまバンデス×Chu!のコーナーでは、宮城県が生産量トップを誇る意外なものについて放送されました。
画像はイメージ(Toshihiro Gamoさん撮影、Flickrより)
そのあるものとは「パプリカ」です。県北部にある大衡村の「ベジ・ドリーム栗原第3農場」では、およそ1.8ヘクタール、サッカー場約3個分の農場内で、約4万株のパプリカを栽培しています。
自動車工場の排熱を利用
農場の管理者である豊田通商の長島さんによると、「パプリカは環境制御システムにより、土を使わずに溶液で栽培されています。冬は温度を上げる必要があるので、隣の工場の排熱を利用して暖かくしています」とのことです。
トヨタグループであるこの農場は、隣にある自動車工場の排熱を利用して温水を作り、パイプに流すことで暖房として使用するなど。環境に配慮したシステムで管理されています。
長島さんによると、宮城は夏は涼しく冬は温暖な気候なので、パプリカの栽培に適していることと、地元の方々のサポートで農場を始めやすい土地柄だったことが、宮城がパプリカの国内生産量第1位となった理由とのことです。
パプリカは春から秋にかけてが旬ですが、毎年クリスマスシーズンに売上が増加するそうです。パプリカの赤がクリスマスカラーということから、農場ではクリスマスの出荷に向けて大忙しとなっています。今年のクリスマスは宮城のパプリカを食べてみてはいかがですか?(ライター:長沢あきこ)