わずか10畳から飛び立て! 名古屋の有人宇宙機メーカー
[ドデスカ!‐名古屋テレビ]2016年12月6日放送の「竹田のイマネタ!」のコーナーでは、名古屋の企業が挑む宇宙旅行プロジェクトについて紹介されていました。
PDエアロスペースの本社(16年5月、円周率3パーセントさん撮影、Wikimedia Commonsより)
東京都内で12月1日、ANAとH.I.S.、名古屋のベンチャー企業「PDエアロスペース」による合同記者会見が開かれました。この会見は「宇宙旅行などの事業化」に向けた資本提携の会見でした。PDエアロスペースは国内唯一の「有人宇宙機メーカー」で、2023年に有人宇宙旅行の商業化を目指しています。
2023年の商業化を目指す
名古屋市緑区有松にあるPDエアロスペースは、10畳ほどの広さの事務所に社員数は4人の会社です。社長の緒川修治さんによると、きっかけは2004年にアメリカの民間企業が世界初の有人宇宙旅行を成功させたことで、9年前に勤めていた会社を辞め起業しました。
今回の宇宙旅行のプランは、現在ある空港の滑走路から飛行機のように飛び立ち、宇宙の入り口と言われる高度100キロで5分間ほど無重力体験をし、離陸から着陸まで1時間半で帰ってくるものです。予算は1700万円前後を予定しており、2020年に試験飛行、2023年に商業化を目指してるとのことです。
現在はパイロット2名、乗客6名を想定していますが、将来的には旅客機クラスで39万8000円の宇宙旅行を提供することを目標としているとのことです。(ライター:moca)