[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年11月30日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢市泉本町にある金沢市消防局から中継を行っていました。

金沢市消防局には、日本一長いはしご車があるのです。大都会に比べてそれほど高いビルもない金沢に、なぜ日本一長いはしご車があるのでしょうか?

高さはビル18階建て相当

日本一高いはしご車は、ビル18階建てに相当する高さ54.7メートル、車体は長さ12メートル、幅2.5メートルもあります。車体からはアウトリガーを伸ばし、はしご車を安定させます。ですので、アウトリガーを出して安定させることができる道路の幅を考慮して、駐車させなければなりません。

消防車からの送水を受けて、1分間にドラム缶10缶分に相当する2000リットルの水が放水可能です。一般的な消防車は地面から放水活動をするのに対して、はしご車の役割は、高所からの人命救助です。しかし、はしご車はポンプを持っていないので、単独で出動することができず、はしご車に水を供給するための消防車も一緒に出動しなければなりません。

さて、金沢にこれほど立派な日本一高いはしご車がある理由ですが、はしご車の更新時期に、車両の重量規制が変わり、さらに車を安定させることのできる重量の車を製造することが可能になりました。ちょうど更新時期に日本一高いはしご車が作られたため、たまたま金沢にあるというわけなのです。

なんとなく、加賀鳶のはしご登りと関係があると思ったのですが、単なる偶然だったのですね。(ライター:りえ160)

加賀鳶(tsudaさん撮影、flickrより)