基本フリーで利用可能なイラスト素材サイト「いらすとや」さん。店頭POPからポスター、自治体広報紙にいたるまで、今や当たり前のように使われている。

Jタウンネット編集部では2016年9月〜10月にかけ、全国各地での使用例を、読者の皆さんのご協力を得て(勝手に)紹介してきた。その後、ひとまず企画は中断させていたのだが、その後も編集部には続々と、街角での「いらすとや」目撃写真が送られ続けている。

まだまだ増えているらしい、「いらすとや」。今回はお蔵出しとして、いただいた投稿をまとめて紹介したい。

水素水にもいらすとや

まずは、過去の記事でもいらすとやの「愛用」ぶりを紹介したヨドバシカメラでの使用例から。



こちらは、埼玉県のKさん(20代男性・会社員)が撮影したもの。今(いろんな意味で)話題の「水素水」を、いらすとやを使ってわかりやすくアピールしている。

ちなみに、いらすとやにはそのものずばり「水素水」のイラストもある。

いらすとやだけで完結するマニュアル

続いては、八景島シーパラダイスのバーベキューレストランで、神奈川県のOさん(20代男性・会社員)が発見したものだ。



店内のシステムが解説されているのだが、食材の取り方から支払い、調理、片付けといった行動が、すべていらすとやの絵で解説できてしまっている。まるでわざわざ描いてもらったかのようなはまりぶりだ。いらすとやの万能ぶりを改めて実感できる。

小学校でもいらすとやは欠かせない

フリーのデザイナーで、小学生の子を持つお母さんでもあるというHさん(40代女性)。自身もいらすとや素材を使ったことがあるそうだが、娘さんの就学時検診では「いらすとやてんこ盛りのリーフレット」をもらったという。







なるほど、確かに「てんこ盛り」。

これに限らず、以前にも紹介した通り、子どもやその保護者に向けたチラシなどでは、いらすとやはまさに大活躍している。

大阪府のTさん(40代女性・主婦)は、Jタウンネットの記事を見てはじめて、「いらすとや」の存在に気付いたとのことだ。

「こちらの記事を読むまで『なにか既視感がある絵』をよく見る気分になっていました。なるほど!そういうことなのかと...」

そんなTさんが投稿してくれた目撃例はこちら。





ひとつはPTA新聞のカット、もうひとつはスーパーでもらったというファミリー向けイベントの応募はがきだ。前者のような学校での保護者向けチラシなどは、Tさんのところでは「ほぼいらすとや」なんだとか......。

ポケットティッシュからチャーハン、盗難警告まで...

ここからは、アトランダムに目撃写真を紹介していこう。



上は、愛知県の「鉄道オタク」さん(10代男性・高校生)が神戸に出かけた際にもらったというポケットティッシュ。

千葉県のTさん(30代男性・無職)が東京・中野のチャーハン屋さんで見かけたのは、学割のお知らせ。学生証と学校のカットが「いらすとや」だ。



茨城県の「ryo」さん(10代男性・大学生)は、大学のロビーで発見。



就職説明会のお知らせに使われている。

島根県の「うどんが好き」さん(30代男性・会社員)からの投稿は、鳥取県米子市の温泉施設「おーゆランド」で撮影したもの。



過去の記事でも取り上げた通り、ソフトなタッチのいらすとやは、かえってこうした警告や禁止などを呼びかけるものと相性が良い。

最後に、北海道の「ちーやん」さん(20代女性・パート)が札幌市内のauショップで見つけたもの。



auの「スーパーデジラ」プランをPRするいらすとやキャラ。auに限らず、ドコモ、ソフトバンクなど、おそらく各社の携帯ショップで、それぞれのプランをこんな具合にアピールしているに違いない。敵も味方もいらすとや――それは、実にほんわかした「優しい世界」である。

街で見かけた「いらすとや」の写真、探してます

Jタウンネットでは、街で見かけた「いらすとや」を使ったチラシやPOPなどの写真を募集しています。ウェブ上などではなく、「リアル」の世界での使用例に限ります。メール(toko@j-town.net)で、目撃した場所や状況、あなたのペンネーム、住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。採用の場合、Amazonギフト券300円分をお送りいたします。いただいた写真については、後日記事などで使用する場合がありますのでご了承ください。