塩田の跡地でカキ養殖 フランス流の試み
[Jステーション-広島ホームテレビ]2016年11月22日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」の「まちの宝」のコーナーで、大崎上島のカキ養殖が紹介されました。
ファームスズキの公式サイト
ファームスズキの代表鈴木隆さんは、5年前に大崎上島を訪れたときに、20代の頃訪れたフランスの風景を思い出したそうです。フランスでは、かつての塩田を池にして、カキの養殖をおこない、そこで採れるカキはクレールオイスターと呼ばれています。
いつかは観光地に?
大崎上島の塩田は江戸時代に海水から塩を取るために作られ、そのあと車エビの養殖場として再利用されましたが、それも使われなくなり長い間そのままだったそうです。塩田を池にすると、淡水と海水が混じり合った塩分の少ない水になるため、二枚貝に適した環境になるんだそうです。
水くささがなく、甘くてまろやか。生でも美味しいのがこの塩田で作られたカキの特徴です。広島のカキとして知られる縞ガキ。貝に縞が入ったこの特徴的なカキを養殖し、鈴木さんはこの養殖場をいつかは観光地にしたいと考えています。
フランスでもアメリカでも、養殖場は観光地として賑わい、多くの観光客が訪れます。養殖として作るだけではなく、食べる環境も整え、さらに個性的な海産物の養殖にもチャレンジしていきたいとのこと。
新しい広島の名所として、ぜひ足を運んでみたいですね。(ライター:石田こよみ)