「警察官に質問、犯罪者の高いスキルに驚かされた経験はある？」興味深い回答いろいろ

2016年11月27日 12時30分

常日頃から犯罪者と関わることの多い警察官。

犯罪を厳しく取り締まるプロの彼らに対し、
「今までにどんな犯罪のスキルに感心したことありますか？」と海外掲示板で質問されていました。

興味深い回答をご覧ください。

Police officers of Reddit, what criminal actually impressed you with their criminal skills?

●数年前にとある男を刑務所に入れたんだが、そいつはちょっと変わった犯罪歴を持っていた。
それは「ATMの窃盗」だった。
男5人でオーバーオールを着てトラックで銀行を訪れ、支店長を呼んで「ATMの修理に来ました」と説明し、支店長にATM（現金がたくさん入ったまま）をトラックに載せるのを手伝わせて、そのまま走り去ったそうだ。
それを知った犯人の男の彼女が怒り、自首してきた。

●自分は警官ではないし、犯罪かどうかもわからないが……。
知人の弟が警官から車を停めるように言われ、そのとき車にはマリファナがあった。さりげなく顔を見られないように車を停め、そのまま逃げた。
警官が彼を探している間に家に帰り、車が盗難にあったと通報した。警察は車に誰がいたのか、どこに彼がいたのか証明することができなかった。

●スキルとは言えないが、車の窃盗で若い男を逮捕したときのエピソード。
男が駐車場を歩いていると、女性が車のキーを落としたことに気付かずに立ち去ったので、そのままキーを拾って車を盗んだとのこと。
男は「注意力のない女が悪い」と言った。いつか捕まることはわかっていたが、こんなに早いとは思っていなかったらしい。
免許を確認すると、笑いながら「その車で免許を取りに行くつもりだった」と答えた。さすがに2人で笑ってしまった。そして「お前がその計画を台無しにしたんだ」と言った。

●警察のカーチェイス番組で見たエピソード。
警察のドライブレコーダーには前の車が真夜中にふらふら走っているのが映っていた。警官はその車をしばらく追いかけ、停止するようにヘッドライトを点滅させた。男は警官が何かをする前にエンジンを止めて車の外へ出て、キーを森のほうへと投げ、新しいウォッカのボトルを開けてごくごくと全部一気飲みした。
男は何度も酒気帯び運転で逮捕歴があり、そのことについてとても詳しくなっていたようだ。
法の抜け穴として、呼気検査の前にアルコールを一気飲みしたらしい。さらに男は車の中ではウォッカを開けていなかった。車の中で開けるという違反行為にも触れていない。そしてキーは完全に彼の手の届くところにないので、彼は酒気帯び運転をできない理屈になった。
これを感心していいのか、げっそりするところなのかわからない。

●警官じゃないが、ドイツでちょっと面白い事件があった。学生が自分のアパートでマリファナ・ファームを持っていて、それがとてもよく出来た設備だった。
それを見た警官がとてもよく出来ていたと証言し、裁判官も公正な値段で質が良いとほめていた。
検察官でさえ「もしマリファナが合法になったら、彼がその仕事にぴったり」と言った。しかし彼はまだあと数千ユーロの罰金を払わなくてはいけない。
その時のニュース（ドイツ語）
（16 Kilogramm Hanf gefunden）

●働き始めた頃、施錠をねじり壊して侵入する男を捕まえた。
捕まえるまでに25ほど侵入していた。男が言うには「とても上手くいっていた」らしい。
なぜならアラームシステムは、ガラスが壊されず大きな動きがないと、ドアを開けてから鳴るまでに30秒ほどかかる。30秒はレジまで行って去るには十分な時間だそうだ。

●もう死んだ叔父が武装強盗をしていた。銃を使うつもりはないので弾丸は入ってなかったが、いつも人の手を強力接着剤で壁にくっつけていた。

●イギリスの電話システムがハッキングされ、「数千ポンド盗まれた」との通報を受けた。そんなことはありえないと警官が駆けつけると、銀行のシステムには問題がなかった。
犯人はかなり巧妙なことをしていた。イギリスの電話は、受けた人だけが切っても繋がったままだった。
・まず犯人は銀行員のフリをして、口座番号を聞き出すために電話をする。
・被害者は話しているうちに怪しいと思い電話を切り、銀行に確認の電話をかける。
・犯人は電話を切らずに繋げたままにするので、また被害者とつながる。
・その時に電話のダイアルトーンや着信音を用意して流すことで、被害者は新しく電話を銀行にかけたと勘違いし、全ての詳細を話す。