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インヴァランスは10月3日、「働く女性のお金事情に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月26日〜29日、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城の1都6県)在住の20〜30代の社会人女性600名を対象にインターネットで行われた。

○「老後の経済力に不安がある」は87.8%

「お金に関する情報」をどのように収集しているのか質問したところ、「インターネット」(78.5%)での情報収集が最も多いことが明らかに。次いで「テレビ」(40.7%)、「家族に聞く」(27%)といった回答が続く一方、「セミナー」(4%)や「専門窓口」(6.8%)など"自ら足を運んで収集する"と回答した人はわずか10.8%だった。

「お金に関する情報」を正しく理解している自信があるか質問したところ、「自信がある」と回答した人は全体のわずか11.8%であることが判明。また、「老後の経済力」について不安があるかを質問したところ、「不安がある」と回答した人は全体の87.8%であり、正しく理解している自信がない中で、将来を不安視する声が多い事実が判明した。

また、「老後に毎月必要だと思う金額」について質問したところ、全体平均で21万6,367円、世代別でみると、女性20代は平均で22万1,433円、女性30代は平均で21万1,300円という結果となった。

○「資産運用をしている」は約半数

現在「資産運用」を行っているかどうか質問したところ、全体の約半数が「資産運用をしている」ことがわかった。その内容は「預金による資産運用」が38.2%が多く、「不動産投資」などの実物資産での運用は3.8%と少数派だった。

また居住エリア別に、「現在の貯金額」について質問したところ、首都圏全体で平均473万1,074円であることが判明。エリア別では「栃木」(平均740万5,263円)が最も貯金額が多く、「神奈川」(平均541万3,963円)、「東京」(498万6,110円)を抑える結果となった。

投資経験のある社会人女性に対し、「投資を始めた年齢」について質問したところ、平均で22.8歳という結果に。また、「投資を始めたきっかけ」について質問したところ、全体では「就職」(29.5%)が最も多い結果だった。世代別に見ると、20代は「就職」(42%)や「家族にすすめられて」(10.2%)という回答が上位にきている一方、 30代では「資金に余裕ができて」(20%)や、「老後に不安を感じて」(17.9%)が上位となった。