軽率なSNSでの投稿の代償は小さくなかった。インテルのフランク・デ・ブール監督は1日、セリエA第7節ローマ戦に向けた招集メンバーに、マルセロ・ブロゾビッチを含めなかった。

9月15日のヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ初戦のハポエル・ベア=シェバ戦で、先発出場しながらハーフタイムに交代を命じられたブロゾビッチは、デ・ブール監督から態度を問題視され、規律処分として以降の試合でメンバーから外されている。

その後、ブロゾビッチが謝罪したこともあり、2日のローマ戦で同選手はメンバーに戻るとされていた。だが、9月30日に再び問題が起きる。チームがヨーロッパリーグ・グループステージ第2節でスパルタ・プラハにまさかの黒星を喫した一方で、ブロゾビッチはインスタグラムで恋人とのラブラブ写真を投稿したのだ。

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Brozさん(@marcelo_brozovic)が投稿した写真 -



それまでの経緯とチームが敗れている間の「おのろけ投稿」だけに、サポーターは怒りをあらわに。そして一夜明けた1日、デ・ブール監督はブロゾビッチを招集メンバーから再び外した。


デ・ブール監督は1日の会見で、ブロゾビッチについて次のように述べた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「SNSは非常に重要だが、危険でもあるということを選手たちは理解しなければいけない。いつ使うべきかを知っている必要がある。ただ、これはクラブの問題だ。例えば、アヤックスのGKがハーフタイムにスナップチャットを使っていたことがあった。私からすると、正しいことではない」

「インテルの選手がそれをやったら? 選手は試合に集中しなければいけないんだ。試合はキックオフの笛で始まるのではない。その前から始まっているんだよ。プロとしての観点から言えば、あり得ないことだ」