チャンピオンズリーグ(CL)初戦を勝利で飾れなかったユヴェントスの選手たちが、批判に対する不満をのぞかせている。

今季のユヴェントスはゴンサロ・イグアインをはじめ、ダニエウ・アウベスやミラレム・ピアニッチらを獲得。前人未到のリーグ6連覇に加え、実現すれば21年ぶりとなる欧州制覇を目標としている。

当然、今週開幕したCLへの期待は大きかった。だが、14日に行われたグループステージ初戦では、清武弘嗣が所属するセビージャを相手に、ホームでゴールを奪うことができず。0-0のスコアレスドローに終わった。

勝ち点1は手にしたイタリア王者だが、悲願の優勝が期待されるシーズンとあり、手厳しい批判を浴びせられている。特に多かったのが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督がピアニッチではなく、マリオ・レミナを先発で起用したことへの批判だ。

だが、レミナは試合後にツイッターで「笑っちゃうね。勝てばみんな満足で、チャンスが少ないときは安易に批判する。僕らはやるべき試合をしたけど、チャンスが少なかったんだ。応援してくれるファンには感謝しているよ」と不満をうかがわせた。




さらに、レミナは翌日も「ブーイング? ファンは僕やチームを支えてくれていると知っている。良いときも悪いときも、常に支えてくれるんだ。これから僕が強い気質の持ち主だと分かってくれるだろう」と、巻き返しに向けて意気込んだ。




また、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、レオナルド・ボヌッチは「サポーターの姿勢にがっかりしている。90分間チームを支えるべきなのに、昨日は最初の20分でもう文句が出始めていた」と、観客からの後押しが必要だと訴えている。


一方、アッレグリ監督は試合後、「難しい出だしは頂点にたどり着くのにどれほどの苦労が必要かを示している。この試合は我々がチームとして成長する助けになるだろう!」と前向きに述べた。