インテルFWマウロ・イカルディが11日、セリエA第3節ペスカーラ戦で2ゴールを挙げ、チームを2-1の勝利に導いた。キャプテンマークを巻くエースは、元ブラジル代表ロナウド氏のインテルでの記録を上回っている。

開幕前にロベルト・マンチーニ前監督が退任し、フランク・デ・ブール監督が就任したインテルは、開幕戦で格下キエーヴォに敵地で敗れると、ホーム初戦となった第2節パレルモ戦でも1-1とドロー。2試合白星がなく、新体制への批判が高まりつつあった。

インターナショナルウィークを挟んで迎えた第3節は、初勝利が求められる大事な一戦。相手は昇格組のペスカーラとあり、白星必須とされた試合だった。だが、得点を奪えないまま迎えた後半、インテルは先制点を許してしまう。

窮地に陥ったチームを救ったのは、主将イカルディだった。デ・ブール監督が3枚替えを強行した2分後、エベル・バネガのクロスに頭で合わせて同点。さらに終了間際のアディショナルタイム、こぼれ球を叩き込み、試合をひっくり返した。




これでイカルディはセリエAで94試合出場50ゴールという大台を突破した。


イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、これはかつてインテルで活躍したロナウド氏のリーグ戦49ゴールを上回る数字だ。


「怪物」と呼ばれたロナウド氏は、68試合出場で49得点を記録しており、イカルディはまだロナウド氏の域に達していないと言えるだろう。だが、チームを支える大黒柱であることは確か。ワンダ・ナラ夫人はインスタグラムで、「3タッチで2得点、素晴らしいキャプテン」と、イカルディを“自画自賛”している。

Capitan extraordinario toca 3 mete 2

Wanda naraさん(@wanda_icardi)が投稿した写真 -