XFN-ASIAによると、中国を訪問中の米自動車最大手GM(ゼネラル・モーターズ)のリチャード・ワゴナー会長兼CEO(最高経営責任者)は16日、上海GMの合弁先である上海汽車集団(SAIC)の胡茂元SAIC総裁と独自動車大手BMWのヘルムート・パンケ会長との円卓会議で、SAICの独自ブランド車の開発を支援する用意があると述べた。

  また、ワゴナー会長は、「このような支援は珍しいケースだが、協力することで、合弁会社の競争力向上やコスト削減につながりうる」として、すでに胡総裁や中国政府高官とブランド開発に関して協議を行ったことを明らかにした。胡総裁によると、SAICは、2002年から5年計画で独自ブランド車の開発と年間5万台の生産を目指しており、GMやBMWの協力を求めていく意向だ。同総裁は、「本社の独自ブランドと合弁会社の車の競合を避けられる道もあるはずだ」と述べた。【了】