XFN-ASIAによると、中国家電大手のTCL集団は、同社の移動通信機器部門であるTCL通訊(TCLコミュニケーション)が、仏通信機器大手アルカテルとの合弁会社、TCLアルカテル移動電話の株式45%をアルカテルから買い取ると発表した。TCLアルカテル移動電話は、TCLが55%、アルカテルが45%を出資し、昨年9月に設立された合弁会社。TCL通訊は、アルカテルに同社の新株を発行するのと引き換えに、TCLアルカテル移動電話の株式を取得する予定。この新株発行は、TCL通訊の時価総額の約5%に上ると見られる。TCL通訊は、香港市場に上場しているが、7月末までに同市場から承認が得られない場合、株の取得は、1000万ユーロ(約13億5000万円)の現金で行われる見通し。【了】