みずほ銀行「SMART FOLIO」が大進化、投資目標と将来キャッシュフローを踏まえ運用提案
![大幅に機能をレベルアップした「SMART FOLIO」について、みずほ銀行 執行役員 個人コンサルティング推進部 部長の仙波陽平氏(写真=右)と同ツールの開発をサポートしたモーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏(写真=左)が対談した。](https://image.news.livedoor.com/newsimage/4/c/4c357_620_30800ef1_39be8fe8-m.jpg)
仙波 「SMART FOLIO」はサービス提供開始以来、期待以上に多くのお客さまにご利用いただいています。24歳〜54歳の資産形成層が利用者全体の65%を占め、その中心は35歳〜44歳の方々です。また、55歳以上の利用者も全体の30%を占め、いわゆるデジタルシニアと呼ばれるシニア層にも広くお使いいただいています。
最新の金融技術を活用した国内最高レベルの投資関連サービスを無料で提供することで、メガバンクとして国内投資家の資産形成の取り組みのすそ野拡大に貢献したいという願いは、お客さまに届いていると感じました。そこで、みずほ銀行をご利用いただいているお客さまに、より実践的にご活用いただけるサービスを提供したいと考えました。
2015年10月に提供を開始した「SMART FOLIO」は、低コストのインデックスファンド「i-mizuho」が提案されますが、今般、機能レベルアップをした第2段階では、対象商品をネット取扱い全商品に広げました。
また、お客さまの投資目標と将来キャッシュフローの変化を踏まえた投資信託のプランをご案内し、お客さまのライフステージの変化に応じてポートフォリオの見直しをすることもできます。投資目標を設定し、そのゴールに到達するためのステップを具体的にご案内するのは、本邦初のサービスであると自負しています。
朝倉 新しい機能について、開発のポイントを紹介してください。
仙波 「ゴールアプローチ分析機能」は、お客さまが設定した投資目標を達成するために、将来のキャッシュフローを踏まえた理想的な資産配分を提案します。お客さまのリスク許容度に応じた運用ポートフォリオ提案から一歩踏み込んで、「目標」と「キャッシュフローの変化」を分析対象に加え、効率的な運用が可能になります。
この投資目標に対する進捗状況を確認できるように「投信サマリー機能」を追加しました。保有投信の損益状況や資産配分状況、投資対象国の分散状況などが一覧で表示されます。また、投資目標を設定されたお客さまは、投資目標金額に対する現在の達成率やモデルポートフォリオとのギャップ等が表示されます。お客さまが他行でお持ちの資産も管理できますので、この投信サマリーページを定期的にご覧いただくことで、運用の現状を毎日、把握できます。
そして、現在のポートフォリオがモデルポートフォリオと比較して大きなかい離ができた場合、あるいは、モデルポートフォリオを見直す必要が生じた場合、「リバランス」のボタンを押していただくことによって、既存のポートフォリオとモデルポートフォリオのかい離を埋めるための投信の追加購入と解約のプランを表示することができます。