NY州5月製造業業況指数は−11.1=予想大幅に下回る
XFN-ASIAによると、ニューヨーク連銀は16日、5月のニューヨーク州製造業業況(エンパイア・ステート)指数を発表した。それによると、同指数は、前月の2.0からマイナス11.1と2003年4月以来、2年ぶりにマイナスに転じ、事前の市場予想の平均値10.7を大幅に下回った。4月は速報値の3.1から今回は2.0に下方改定された。同指数はゼロ以上が景気拡大局面を示し、ゼロ以下は景気の縮小局面を示す。
市場では、景気のソフトパッチ(一時的な景気沈滞現象)はまだ終わっていないという見方がある一方で、同指数は月によって振れが大きく、ここ数週間の景気の強さを示す経済指標から見て心配していないという見方に分かれており、19日発表されるフィラデルフィア地区連銀景況指数を見てからでも判断は遅くないとしている。
新規受注指数も、前月の1.2からマイナス7.1に大幅に低下したが、出荷指数だけは同マイナス1.0から0.8に上昇した。雇用指数は同8.5から0.2と2003年9月以来の低水準となった。週間労働時間指数は、同マイナス4.4からマイナス2.5に改善した。支払価格指数は43.1から42.0に低下し、受取価格指数も13.8から8.0に低下した。エンパイア・ステート指数は、ISM(サプライマネジメント協会)の製造業景況調査の先行指標として重視されている。 【了】
新規受注指数も、前月の1.2からマイナス7.1に大幅に低下したが、出荷指数だけは同マイナス1.0から0.8に上昇した。雇用指数は同8.5から0.2と2003年9月以来の低水準となった。週間労働時間指数は、同マイナス4.4からマイナス2.5に改善した。支払価格指数は43.1から42.0に低下し、受取価格指数も13.8から8.0に低下した。エンパイア・ステート指数は、ISM(サプライマネジメント協会)の製造業景況調査の先行指標として重視されている。 【了】