XFN-ASIAによると、次世代ゲーム機競争の真の勝利者は、ゲーム機にプロセッサーを供給するIBMになりそうだ。英経済紙フィナンシャルタイムズが16日付で報じた。次世代ゲーム機の主役の座をめぐり、マイクロソフトXbox 360、ソニープレステーション3、任天堂のレボリューションの争いは激化の一途を辿る見通しだが、この3つのゲーム機はともにIBMのプロセッサーを搭載する。

  プレーステーション3に搭載されることが決まったのは、IBMがソニー、東芝と共同開発した「Cell」マイクロプロセッサーで、インテルとAMDから発売されたデュアル・プロセッサよりもCPUコアが7つ多い。また、マイクロソフトのXbox 360も、IBMのパワーPCアーキテクチャを採用、IBMマイクロプロセッサー3基を搭載する。PCゲーム用チップで市場をリードするインテルとAMDは、この大市場から締め出された格好となった。 【了】