野球用品専門店のスタッフに聞いた!グラブの寿命が長くなるメンテナンス方法
この春、晴れて高校球児の仲間入りをした新入生の皆さんは、グラブのメンテナンスをどのように行っているだろうか。誤った手入れをしていると、かえって汚れが広がってしまったり、グラブの寿命が短くなってしまうことがある。そこで今回は、前回に引き続きBASEMAN飯田橋本店の池北 晃明さんにグラブのメンテナンスについてお話を伺った。
グラブには適度な保湿と適度な潤いを!メンテナンス方法を紹介する池北 晃明さん
グラブには適度な保湿・適度な潤いが必要だと池北さんは言う。毎日オイルを塗って手入れをしてしまうとベトベトになってグラブが重くなってしまう。また、余分な水分がグラブにあると土が付着し汚れがついてしまうという。
土がついた状態でオイルを塗ると、ベタついてしまい余計に汚れを伸ばしてしまう。そのため、まずはレザーローションなどで汚れを落としてからオイルを塗るという手順が大切だ。
現在では、忙しい球児に向けて、汚れ落としとツヤ出しを兼ねているオイルが市販されているが、池北さんによると「さらにツヤを出しグラブを美しく保ちたい場合は、革靴や革製のカバンを磨くためにあるラナパーや、コロニーオイルを使うとグラブをきれいに保つことができる」とのことだ。
グラブは風通しの良いところに置くことが大切風通しの良い所に置くのが肝心!
新しくグラブを購入してから意識してほしいことは、風通しの良いところに置くことだ。使用後にカバンの中に入れたままにしておくと、手汗が染み付き、菌が繁殖してしまう。結果的にそれが匂いの原因や、グラブの中の劣化につながる。そのようにならないためにも、使い始めた時からグラブをカバンの中に放置せず、毎日風通しの良いところに置くことが大切だ。
また、グラブの中の部分の保護に効果的なのが守備用の手袋だ。守備用手袋は衝撃吸収の他にもグラブを守る役割があるため多くの高校生が使用しているが、一枚しか持っていない選手が多い。しかし強い日差しと高い気温の中で行われる野球は汗をかきやすく、手袋からグラブへ汗がついてしまうため中で蒸れてしまう。だからこそ守備用手袋をアンダーシャツのように複数枚持ち、汗をかいた時に交換してほしいと池北さんは言う。
新入生のみなさんが、今回のグラブのメンテナンス方法を取り入れて、野球をやる上で重要なパートナーとなるグラブを長持ちさせ、今後の試合で大いに活躍してくれることに期待したい。
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