CBS MarketWatchによると、米自動車部品最大手のデルファイは13日、2005年第1四半期(1−3月期)の決算を発表した。それによると、最終損益は、GM(ゼネラル・モーターズ)など国内自動車メーカーの生産削減と、原材料の高騰が利益を圧迫し、前年同期の5300万ドル(約57億円)の黒字に対し、4億0900万ドル(約430億円)と赤字になった。1株当りの損益は前年同期の9セントの黒字に対し、74セントの赤字となり、市場予想の31セントの赤字も下回った。

  売上高は前年同期比7%減の69億ドル(約7400億円)となり、市場予想の67億8000万ドルを上回った。GM向け部品は同社の売上げの49%を占めるが、同社は今年のGM北米半場台数を450−460万台と見て、2005年通期の売上高を前回予想から9−11億ドル引き下げた。また、第2四半期の売上高を72−74億ドルと予想した。 【了】