CBS MarketWatchによると、米金融大手モルガン・スタンレーの株主グループと前経営陣が、同社のフィリップ・パーセルCEO(最高経営責任者)に対し、証券仲介事業ディーン・ウィッターと、クレジットカード事業ディスカバー・クレジットのスピン・オフを求めている問題で、同グループは11日、提案している事業の分離は、現経営陣が喫緊の経営危機に陥る可能性がるとの見方に基づくものとの声明を発表した。そのうえで、パーセルCEOの退陣を求めた。ディスカバーをスピン・オフすることで90億ドル以上の効果があるとしているが、経営陣は企業価値が半減するとしている。 【了】