NMB48のドキュメンタリー映画「道頓堀よ泣かせてくれ!DOCUMENTARY of NMB48」が公開初日を迎えた29日。舞台挨拶が映画公開前に行われ、山本彩、渡辺美優紀、白間美瑠、薮下柊、渋谷凪咲、須藤凜々花、太田夢莉、沖田彩華、そして矢倉楓子も急遽駆けつけた。まず山本が「はーい!さやかささやか…」と劇場での自己紹介で盛り上げたが、つづく渡辺は「みなさんこんにちは!」と普通の挨拶を始め、メンバーをずっこけさせたが「どしたん?あ!そうやったんや?自己紹介は劇場に見に来てください」と上手くかわした。

白間に「アイドルの競争社会もテーマになっていると思いますが?」との質問が飛び、「競争社会…いや意味分かってますよ」と少し困り気味な顔に、薮下が「質問相手ミスったかもしれません」とフォロー、「わたしは(競争)がツラいとは思わなくって、逆に楽しいって思います!上に行く度、ファンの方と喜べるので。それを思えばツラいより楽しいと思います!どう!?」と自画自賛にメンバーも「おお。カッコイイ」と評価した。

矢倉は「家族とのシーンで撮影したお寿司屋さんが、今まで食べたお寿司の中で一番おいしかったです!」と応え、「そんなこと聞いてんのちがうよ」という山本を尻目に渋谷が「なんの具(ネタ)が美味しかったん?」とさらに質問し笑いを誘った。「あとは、弟の可愛さが全国に広まってしまうんだなって」と自慢げだった。

薮下はMCから「お笑いには敏感だそうで」と言われ「ハードル上げないでくださいよー」と照れると、須藤から「よ!敏感娘」と囃され「やめろや」とツッコむ。山本は「なんか変な(ニュース)の見出しになりそう」と心配していた。さらに「ここらでウラ話を」と「実は楓子さんみたいに、わたしも家族でお好み焼きを作って、阪神戦を観て応援するっていう平和なシーン撮ったんですよ。それが映ってるか映ってないかは楽しみにしてください。ではお返しします」とMCにしっかり返し、拍手が起こっていた。

渋谷はMV撮影について「『ドリアン少年』のMVを夏に台湾で撮ったんですけど、めっちゃ床が熱くて、みんなで頑張ったので見てほしいです。みんなの足の皮も私たち自身も”ひと皮剥けたんじゃないのかな”(笑)。」と上手く締め、「すごく準備して来ました」と暴露し大爆笑を取っていた。

須藤は詩の朗読のことについて「恐れおおいというか。やっぱり尺って大事じゃないですか?こんな入ったばかりのぺーぺーの後輩がちょいちょい(尺を)奪うというのは…でも映画のスパイスとして観ていただければ」と遠慮気味に語った。

映画の中でフィーチャーされたメンバーのひとりである沖田は「まさかの両親が全国デビューしてしまいまして。どっちに似てるかとかまた教えてください。このメンバーの中に私がいるのがびっくりです。監督さんに見つけていただいて」と感謝を語った。

ここでMCからサプライズ発表が。「え?なになに?」とメンバーは不安顔。3月から開催の「第40回香港国際映画祭」”I see it My Way”部門に正式にこの映画が出品されることになった。この発表にメンバーは飛び上がって歓喜し、観客はからはどよめきが起こった。48グループドキュメンタリー映画シリーズの中で初の出品となる。

渡辺は「香港てマカオがあるとこ?」と山本に尋ね、違うことが分かると「じゃあ、だいじょうぶでーす」と照れ笑い。渋谷は「開いた口が塞がらない」と口を大きく開けて喜びを表現していた。

最後に山本は「いつも通りの和気あいあいとした”アホみたいな”舞台裏であったりとか、メンバーや家族にしか見せないような表情だったり、悩みだったり、葛藤だったり、ここでしか見られないシーンがたくさん詰まっています。ひとりひとりを見ていただいて、私たちの思いを共有していただいたらなと思います。映画の感想を是非Twitterなどで拡散してください!」と締めた。