台湾観光の新定番!?世界1位に輝いた台湾ウイスキー「KAVALAN(カバラン)」の工場を見学してみた
近年、ハイボールの人気やドラマ「マッサン」の大ヒットなどで、日本でもウイスキーブームが起きている。
以前はウイスキーに関心のなかった人でも、今ではウイスキーに興味を持ち始めたという人も多いのではないだろうか。
ウイスキーといえば、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、そして日本が世界五大産地といわれている。
品評会においても、これら世界の5大ウイスキーの産地から、よりすぐられたウイスキーが出品され、品評会で表彰されてきた。
ところが、2015年に大きな衝撃がウイスキー業界を駆け抜けた。
ウイスキー品評会の世界的権威であるWorld Whiskies Awards(WWA:ワールドウイスキーアワード)において、初めて台湾ウイスキーがグランプリを獲得したのだ。
グランプリを獲得したウイスキーの名は「KAVALAN(カバラン)」。
2008年に誕生し、まだ歴史の短いウイスキーながら数多くの賞を受賞した、ウイスキー界の期待の新星である。
今回はそのウイスキー界に彗星のように現れた期待の新星「KAVALAN」の工場をご紹介したい。
・広大な土地
KAVALANの工場がある宜蘭(イーラン)は、台北からバスで約1時間ほどの距離にある。高層ビルの多い都会・台北に比べ、宜蘭は一面に田畑と山々が広がる自然豊かな地域。山脈から流れ出る澄んだ水は、ウイスキー作りにとって欠かせないもので、この恵まれた環境だからこそ、KAVALANの素晴らしいウイスキーが生まれる。
・工場内部も見学できる
工場の内部には自由に見学できるスペースが設けられており、KAVALANのウイスキーの製造過程を見ることができる。原材料のモルトや酵母をはじめ、蒸留に使用されるポッドスチル、ウイスキーを熟成させるための樽などが展示されており、ウイスキー好きなら一度は見学しておきたい場所だ。
・嬉しい試飲スペース
KAVALANの工場を訪れたからには絶対に外せないのが、試飲スペースだ。こちらでは、ブラインドテイスティングを楽しむことができる。あらかじめ、名前を伏せて注がれたウイスキーが参加者全員に渡され、それをテーブルに並べられた9種類の中から、ウイスキーの香りと味わいだけをたよりに当てるというもの。KAVALANの様々なウイスキーを心ゆくまで堪能することができる。
・おみやげも充実
試飲会スペースの横には、KAVALANおみやげショップがある。こちらではKAVALANウイスキーをはじめ、グラスやその他グッズも購入することができる。お土産用のウイスキーは通常のボトルタイプから、試験管タイプ、さらにはポッドスチル型まで幅広いラインナップが揃っており、ウイスキー好きの方へのお土産としては、最高の台湾土産になること間違いなしだ。
台湾のウイスキーが他のエリアと異なるのはその「緯度」にある。他の5つのエリアに比べ、蒸留所が南にあるため、より熟成が進みやすいという特性があるとも言われている。
世界5大ウイスキーに続く「第6のウイスキー」として、注目を浴びている台湾ウイスキー「KAVALAN」。ぜひ台湾を訪れた際には、台湾グルメだけでなく、成長著しい台湾ウイスキーにも注目してみてはいかがだろうか。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
名前 金車宜蘭威士忌酒廠(ジンチューイーランウェイシュジージューチャン)
住所 No. 326, Section 2, Yuanshan Rd, Yuanshan Township、Yilan County, 台湾 264
営業時間 【月〜金】9:00~18:00
【土・日】9:00~19:00
定休日 なし
お店のHP http://www.kavalanwhisky.com/en/(英語・中国語のみ)