テレビ東京「プロ野球遺産認定会議2015」(24日放送分)では、「プロ野球史上最強の酒豪」として元近鉄バファローズ・永淵洋三氏を紹介した。

現在は佐賀県佐賀市で焼き鳥屋を営む永淵氏は73歳。水島新司氏の野球漫画「あぶさん」のモデルになった選手でもある。1967年ドラフト2位で近鉄に入ると、1969年には張本勲氏と首位打者を分けあったこともある。

「後楽園球場の食堂で水島新司さんが来られて“実は永淵さんがモデルでした”って。その漫画がだいぶヒットしてからですよ」。こう語った永淵氏は、ビールサーバーやお酒が並ぶカウンターの内側でいつでも飲める状態にあり酒豪の名は健在。「1升くらいは毎晩飲んでる」という。

すると番組スタッフが「試合後にユニフォームのまま飲みに行った?」と尋ねると、永淵氏は「それは本当です」とアッサリ。「あれは福岡の平和台球場の時です。監督が三原さんの時なんですけどね。試合は負けたんですよ。三原さんも機嫌悪かったから“今日は外出禁止だ”みたいな。たまたまその時、僕の同級生とかが旅行に来てて“飲みに行こう”っていうもんだから外出禁止だけどいいやって思って、ユニフォームを裏返しにして皆と一緒にビアガーデンに飲みに行った」と明かした。

その他にも、朝まで飲んで一睡もしないままオールスターゲーム(1969年7月22日の第3戦)に出場したという永淵氏は「完全に泥酔状態ですよね」と言いながらも、「堀内からホームラン打って金田さんからもヒット打って高橋一三からもヒット打った」などと3安打。「打てますよ、若いから。ただボールはハッキリ見えなかった。2重3重に見えてました」と振り返った。