今季、前半戦を首位で折り返しながらも後半戦で失速し屈辱の最下位に終わった横浜DeNAベイスターズ。アレックス・ラミレスが監督に就任しチームの立て直しを図るべく、19日まで鹿児島県奄美で秋季キャンプを行っている。

そんな折、フジテレビ「すぽると!」(17日放送分)では、横浜OBで野球解説者・野村弘樹氏が聞き手となって行われたラミレス新監督のインタビューを放送。新監督は投手の育成を重視し、そのポイントを「インサイド」とした。

「内角を要求している。ここでプレーしている時から思っていたが、DeNAの試合を見るとアウトサイド中心の配球が多い」とその理由を説明したラミレス監督は「まずは7割をインコース、3割をアウトコースにボールを集めようと考えた。相手の打者に恐怖心を与えるようなピッチングをしてほしい」と続けた。

そこには打者出身の監督ならではの考えもあるようだ。「ピッチャーが内角に投げてこないとわかっていたら打者は安心して打席に入る」というラミレス監督は「どれだけ内角を打つのが大変かわかっているので内角攻めの指示をしている。内角に投げることによってアウトにできる確率が上がる」と持論を展開した。

また、ラミレス監督はヤクルト・山田哲人、畠山和洋の名前を挙げると、日本語で「4ダセキ1アンダ、インサイド、オールモストオーケー」と話す。強打者相手にインサイドを攻め、4打数1安打であれば許容範囲とし「真ん中や外に投げたら4打数2安打、3安打になる。だからインコースを攻めないといけない」と再び力説。「優勝できるだけの力はある」と断言すると、その目標を80勝とした。