[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2015年10月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「能登と加賀の境界線はどこなのか?」について調査していました。

街頭でインタビューしてみると、「津幡町と内灘町の間」、「かほく市と津幡・内灘の間」、「宝達志水町とかほく市」などなどいろいろな意見が出ていました。

聞かれてみるとはっきりとわからないものですよね。

天気予報はどこで分けている?

天気予報ではよく「加賀地方」、「能登地方」の天気に分かれているので、金沢気象台ではどこを境目としているのか調べてみました。

気象台では、気象特性、災害特性、地理的特性により、宝達志水町までを能登、かほく市、津幡町からを加賀というふうに分けているそうです。

国境の街・かほく市(siiさん撮影、Flickrより)

加賀は山地で積雪が多く、能登は日本海に突き出し季節風の影響を受けやすいのです。その差が顕著に現れるのが冬で、能登の平均降雪量は201cm、冬日は47.1日に対し、加賀の降雪量は281cm、冬日26.2日というデータがあります。

同じ石川県でも結構違いがあるのですね。

昔ながらの境界線

さて、境界に近い宝達志水町の人は加賀・能登どちらの天気予報を見ているのでしょうか?加賀だったり、能登だったり、両方だったりいろいろな意見がありましたが、富山の天気も参考にする忙しい人もいらっしゃいました。

そして、この宝達志水町の人は、口を揃えて「能登と加賀の境界は、大海川」だと。実際、今から1000年前から、大海川は能登国と加賀国の境目であったそうです。昔から境界線というものは存在するのですね。(ライター:りえ160)